米女子ツアー大会から「厳重注意」メール 日本勢は初めてのメキシコをどう楽しむ?
◇米国女子◇リビエラマヤオープン 事前情報(21日)◇マヤコバ エル カマレオンコース (メキシコ)◇6583yd(パー72)
米女子ツアーがメキシコで行われるのは2017年「ロレーナ・オチョア マッチプレー」以来8年ぶり。日本勢5人はみんな初めてのメキシコだが、事前に告知された注意事項もあって現地の雰囲気を味わう余裕はなさそうだ。
「(外に)出ないように注意はされているので」と吉田優利。治安や衛生面に関しての注意項目が事前にLPGAからメール(以下)が届いていた。
<メキシコの安全に関する注意事項> ・できれば大会の(信頼できる)交通機関のみを使用し、公式でない地元のタクシーやUberは避けること ・グループで行動し、デザイナータイプの服(ファッション性の高いもの)や、高価な服飾品を身に付けないこと ・夜の地元のバーは避けること ・リゾート敷地内は安全だが、不審なものがいないか常に注意を払うこと ・サイバータイプの犯罪活動がまん延しているため、信頼できるWi-fiサービス、または個人ネットワークのみを使用すること
・水道水は飲まず、ボトル入りを飲むこと。氷も水道水から作られている可能性が高く、使わないこと。選手ホテルの水道水も、飲むことを推奨しない
今回、選手のほとんどはリゾート施設内にある宿泊施設を利用。コースまでの移動はシャトルバスやゴルフカートを使っており、食事もクラブハウスや敷地内のレストランで済ませている。キャディやメディアを含めた関係者も、送迎シャトルが使える公式ホテルへの宿泊が推奨されていた。
ほぼコースと宿泊施設の往復で終わりそうだが、広大なリゾート内でできるアクティビティも事前にLPGAから告知されていた。岩井明愛・千怜姉妹は、宿泊施設から歩いてすぐのビーチでアクティビティを楽しんだそう。「ホテルのロビーで聞いて、できる場所を教えてもらいました。(ホテルから)歩いてすぐのビーチで、カヤックをやりました」と開幕前にリフレッシュ。吉田も「リゾート地で、素敵なバイブスのある街だなって思います。リゾート内で楽しめたらと思います」と笑顔。メキシコ観光…とはいかないが、穏やかな雰囲気が流れるリゾート内で、1週間を楽しみたい。(メキシコ・プラヤデルカルメン/谷口愛純)