ビットコイン、12万5000ドルの抵抗線を突破できなければ弱気相場入りする可能性(CoinDesk JAPAN)
最近のビットコイン(BTC)価格上昇を正確に予測したLednのCIO、ジョン・グローバー(John Glover)氏は、12万5000ドルの抵抗線を突破できなければ大きな代償を伴う可能性があると厳しい警告を発した。それが、弱気相場の始まりを示唆するというのだ。 時価総額でトップの暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは、週末に12万5000ドルを超え、史上最高値を更新した。この上昇は、アメリカ政府閉鎖が続く中で現物ETF(上場投資信託)への需要が再び高まったことを受けてのもので、自民党の高市早苗新総裁による景気刺激策推進の発言も追い風となったと考えられる。 しかし、この勢いは過去24時間で失速し、価格は12万4000ドルまで下落した。 グローバー氏によると、BTCの運命は今、12万5000ドルという重要な節目にかかっている。この水準を決定的に上抜ければさらなる上昇が見込めるが、下回ればより厳しい弱気相場へと転じる可能性があるという。 「もし12万5000ドルを上回れば、年末か来年初めには14万5000ドルに達すると予想される。一方で、もし12万5000ドルへの到達を何度か失敗すれば、弱気相場が始まるという主張には説得力がある」とグローバー氏はエリオット波動分析の詳細を記した電子メールで述べた。 グローバー氏は強気派で、彼自身は12万5000ドルを超える決定的な上昇の後、年末にかけて14万5000ドル前後まで上昇するだろうと予想している。ただし、14万5000ドルへの上昇後は弱気相場入りすると予想している。
7月以降、ビットコインは週末の直近の値動きを含め、3回12万ドルを超えている。 過去2回の急騰は急激な逆V字型に反転したが、直近の上昇はより説得力があるように見える。価格は引き続き12万ドルを上回っており、シンガポールに拠点を置くQCPキャピタル(QCP Capital)がデイリー市場アップデートで指摘しているように、機関投資家以外の需要が依然として強いことを示唆している。 これは、価格が12万5000ドルを大きく上回る上昇モメンタムが持続する可能性が高いことを示している。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:Bitcoin’s $125K Resistance: Analyst Warns Failure Could Bring Bear Market
CoinDesk Japan 編集部