【日本ハム】首位陥落...鷹に5連敗 山﨑福也が山川に決勝3ラン被弾、6回途中4失点4敗目 ザバラ初失点 9回1死二、三塁も1点止まり
■プロ野球 日本ハム 2-5 ソフトバンク (29日 エスコンF) パ首位・日本ハムはゲーム差「1」で迎えた2位・ソフトバンクとの首位攻防戦初戦を落とし、ゲーム差なし・勝率の差で7月4日以来25日振りに2位後退。ソフトバンクに今季初めて首位の座を明け渡した。またソフトバンク戦は5月28日(みずほPayPay)から5連敗となった。 試合は初回、先発・山﨑福也(32)が周東に先頭打者本塁打を浴び先制を許すも直後の攻撃で1死一、三塁からレイエスの適時打で同点に追い付く。だが4回、1死から連打で一、二塁を招くと山川に左翼スタンドへ16号3ランを浴び勝ち越されると、7回には2番手・ザバラが牧原大に適時内野安打を許し4点差に。最終回1死二、三塁の絶好機で松本剛の遊内安打で1点を返したが、力尽きた。 山﨑福也は4勝3敗、防御率1.54で今季14度目の先発。前回登板の17日・西武戦(ベルーナドーム)では6回5安打4失点(自責1)で負け投手。今季ソフトバンク戦には4月30日(みずほPayPay)の1試合に登板、5回3安打1失点(自責0)で勝ち投手だった。 立ち上がりは先頭の周東にカウント1-2からカットボールを右翼スタンドへ運ばれ、いきなり0-1の先制を許す。続くダウンズに四球も柳町を左飛、近藤を遊ゴロ併殺打に打ち取った。 スタメンは1番ライト・万波、2番レフト・松本剛、3番サード・清宮幸、4番DH・レイエス、5番ファースト・野村、6番セカンド・石井、7番キャッチャー・伏見、8番ショート・水野、9番センター・五十幡を組んだ。 ソフトバンク先発は今季4度の対戦で2勝(0敗)を献上し、防御率1.24と相性の悪いモイネロ(29)。それでも1回裏、1死から松本剛、清宮幸の連打で一、三塁を作ると、レイエスの右前適時打ですぐさま1-1の同点に追いつく。 山﨑福也は2回、3回と三者凡退に抑える。しかし4回表、1死から柳町、近藤に連打で一、二塁を招くと、5番・山川に初球のチェンジアップを左翼スタンドへ運ばれ1-4と勝ち越しを許した。 一方打線は2回2死から五十幡が中前安打、3回も2死からレイエスが左前安打も無得点。4回は三者凡退も、5回には先頭の五十幡が中前安打、2死から17個目の盗塁を決め二塁に進むと清宮幸が四球、その後暴投で一、三塁としたが、レイエスが空振り三振。 山﨑福也は5回を三人で退けると6回、柳町、近藤を連続遊ゴロに抑える。そして前の打席で3ランを献上した山川を迎える場面で、新庄監督は2番手・ザバラにスイッチ。山川を二直に打ち取った。 山﨑福也は5 2/3回83球、被安打5(本塁打2)、奪三振2、与四球1、4失点(自責4)で降板。だが続投したザバラが7回、1死から野村に四球、盗塁を決められると海野を右飛も走者タッチアップで2死三塁。すると9番・牧原大に三内適時打を許し1-5の4点差に広がる。 8回は3番手・斎藤が登板し、2死から近藤に右翼線へ二塁打も山川を右飛に打ち取った。 反撃したい打線は6回、7回と三者凡退。8回はソフトバンク3番手・藤井から先頭の松本剛が四球、2死から野村が中前安打も代打・マルティネスが見逃し三振で得点奪えず。 9回は4番手・生田目が1死から野村に四球も無失点に抑えたがその裏、ソフトバンク4番手・杉山の前に先頭の郡司が四球、水野が死球で無死一、二塁。その後五十幡は左飛で1死も捕逸間に進塁し二、三塁とし松本剛の遊内適時打で1点返すも反撃及ばずゲームセット。山崎福也は4敗目(4勝)。