中国と共に「覇権主義といじめ」に反対を、ベラルーシ大統領に習氏

中国の習近平国家主席は4日、ロシアの同盟国で西側の制裁を受けているベラルーシのルカシェンコ大統領と北京で会談し、ベラルーシは中国の「真の友人で良きパートナー」だと述べ、共に「覇権主義といじめ」に反対するよう求めた。ベラルーシ政府の提供写真、4日撮影(2025年 ロイター)

[北京 4日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は4日、ロシアの同盟国で西側の制裁を受けているベラルーシのルカシェンコ大統領と北京で会談し、ベラルーシは中国の「真の友人で良きパートナー」だと述べ、共に「覇権主義といじめ」に反対するよう求めた。

ルカシェンコ氏の北京訪問は1月の大統領選挙で勝利して以来初めて。西側諸国は選挙は自由でも公正でもないと指摘していた。

中国国営通信新華社によると、習氏はルカシェンコ氏の再選に祝意を示し、「両国の伝統的な友好は長い間続いており、政治的な相互信頼は断ち切れない」と指摘。「国際的な公正と正義を守るべきだ」と語った。

ベラルーシ国営通信ベルタによると、ルカシェンコ氏は「あなたはわれわれの時代の主な特徴を正確に指摘した。われわれ、主に中華人民共和国に対する西側からの前例のない圧力だ」と発言。「そして今日、ベラルーシを含む多くの国の目が、あなた方、つまり北京に向けられている」と述べた。

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