久保建英、移籍の可能性について口を開く「噂はあるけれど僕自身は何も聞いていない」「ソシエダにはシルバのような選手が必要」

【欧州・海外サッカー ニュース】ソシエダMF久保建英がその去就について語っている。

レアル・ソシエダMF久保建英が、今夏の市場で移籍する可能性について触れている。スペイン『アス』がコメントを伝えた。

今夏、代理人をドイツの企業Sport360に変更したこともあり、移籍の噂が絶えない久保。だが選手本人は、現時点では他クラブからオファーなどについて、何も耳にしていないことを強調している。

21日の親善試合V・ファーレン長崎戦(0-1)で、後半途中から出場した久保は、その試合終了後に次のように語った。

「現在のところ僕はここにいます。確かに(移籍に関する)噂は目にしますが、僕は今のところ、何も聞いていません」

昨季、ソシエダを退団するならば、タイトル獲得などの偉業を達成してから「胸を張って去りたい」と語っていた久保。現在も、その意思は変わっていないようだ。

「僕はこれまでも言ってきたはずです。クラブを変えるときには、正門から堂々と出ていかなければならないと」

その一方で久保は、先にMFマルティン・スビメンディをアーセナルに売却して弱体化が叫ばれるソシエダには、間違いなく補強が必須と訴える。クラブが求めるべきは、元スペイン代表MFダビド・シルバ氏のようにチームを「勝利に導ける選手」とのことだ。

「僕たちはかつてのダビド・シルバのような選手を必要としています。重要な試合で僕たちを勝利に導ける選手です」

「ソシエダに誰が加入するか? それを知りたいのは僕です。今のところ誰もやって来ていませんが、まあ、それは僕たち選手が扱っていることではないので。昨季が終了したとき、変化のシーズンになると話していましたが、良い選手がやって来るなら歓迎です。僕たちは改善される必要があって、そのための選手たちが加入してくれることを期待しています」

イマノル・アルグアシル監督が昨季限りで退団したソシエダは、Bチームのセルヒオ・フランシスコ監督をトップチーム指揮官に昇格させている。これによりBチームの選手たちがトップチームに登用される機会がより増えると予測されるが、久保は若手のほか、経験を積んだ選手も必要であることを強調した。

「ここには意欲にあふれた若手選手がたくさんいます。彼らは扉をこじ開ける必要があり、トップチームでほかの選手から居場所を奪えることを示さなくてはいけません」

「それと同時に、僕たちは経験を積んだ選手たち、違う空気をもたらせる人たちも必要としてます。僕がラ・レアルにやって来たときにはダビド・シルバ、ミケル・メリーノ、スビメンディ、ブライスのような選手たちに囲まれていました。会長が自分に言っていたように、本当にラ・リーガで優勝したいならば、僕たちには“プラス”になるものが必要なんです」

関連記事: