YouTube「AI新機能」で動画マーケが激変……知らないと取り残される“最強8機能”(ビジネス+IT)

 オンラインセミナーや製品紹介動画の配信にYouTubeを活用する日本企業が増えており、PRIZMAの調査では、動画マーケティングを実践する国内企業のうち、YouTubeを活用している割合は60%を超えることが判明した。  2025年9月に発表されたAIによる大幅アップデートで、この割合はさらに増加する可能性がある。では、具体的にどんな機能が企業やクリエイターに新しい価値をもたらすのか。 ■AIが“重要シーン”を自動抽出  まず注目されるのは「YouTube Live」の大型アップデートだ。  AIでハイライト動画を自動生成する機能が実装された。この機能は、長時間のライブ配信から最も盛り上がったシーンや重要な瞬間をAIが自動で抽出し、そのまま短尺動画の「Shorts」として共有できるというもの。  視聴者は短時間でポイントを押さえられ、クリエイターは届けたい場面を確実に見てもらえる。両者にとってメリットの大きい仕組みといえるだろう。  YouTubeによれば、2025年第2四半期だけで、1日あたりログインユーザーの30%以上がライブコンテンツを視聴しており、その膨大な配信データから価値ある部分だけを自動で取り出せる意義は大きい。  具体的に見てみよう。ビジネス活用の視点で見れば、この機能はオンラインセミナーやウェビナーの効率化に直結する。たとえば、2時間の業界セミナーをライブ配信した場合、従来なら参加できなかった見込み客は録画を最初から最後まで見る必要があった。  しかし、AIハイライト機能を使えば、重要なポイントや質疑応答で盛り上がった部分だけを5分程度のShortsにまとめられる。これにより、情報拡散のスピードが格段に向上し、より多くの潜在顧客にリーチできるようになる。  この機能は製品発表会や新サービスの紹介イベントでも威力を発揮する。配信後すぐにハイライト動画が自動生成されるため、SNSでの拡散や後日のプロモーションに活用しやすい。実演デモで歓声が上がった瞬間や、経営陣による重要な発言など、視聴者の関心を引く部分をAIが自動で判断して切り出してくれる。  さらに、顧客向けのQ&Aセッションや製品説明会でも応用が利く。長時間の配信から「よくある質問」への回答部分だけを抽出し、FAQコンテンツとして再利用することも可能だ。  動画編集の専門知識がなくても、AIが最適なシーンを判断して仕上げてくれる点は、リソースの限られた中小企業にとって大きな武器となるだろう。

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