中国の小米製EVで事故発生、3人死亡と現地メディア-株価5.5%安

Linda Lew

  • 交通事故は3月29日に中国の高速道路で発生-警察が現在も調査中
  • 発生の約20分前にはADASが作動-運転手がハンドル持たずと警告

中国のスマートフォンメーカー、小米(シャオミ)は、同社初の電気自動車(EV)「SU7」が関与した交通事故の発生を確認した。現地メディアによると、事故で3人が死亡したという。

  これを受け、同社の株価は1日午後の取引で一時6.1%下落した。EV事業拡大の資金を確保するため、約55億ドル(約8200億円)を先週調達して以来、約18%下げている。

関連記事:中国の小米、株式売却で55億ドル調達-EV事業拡大に向け株高活用

  小米の微博(ウェイボ)への投稿によると、交通事故は3月29日に中国・安徽省の高速道路で発生。警察が直ちに現場に到着し、現在も調査を進めているという。

  小米の担当者は現時点で事故に関する追加質問に対して回答していない。

  小米の当初の報告によると、事故発生の約20分前にSU7の先進運転支援システム(ADAS)が作動しており、ドライバーがハンドルを握っていないとの警告が発せられていた。衝突の数秒前には、道路上の障害物に関する警報が鳴り、ドライバーはその直後に運転を再開したという。

  ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)への投稿によると、事故発生後にSU7は炎上し、鋼製の車体フレームなど一部を除いてほぼ全焼したもよう。

  小米はEV市場への本格参入を果たしたばかり。先月には2025年の販売目標を35万台に引き上げていた。

原題:Xiaomi Car With Driver Assistance Crashes, Three Reported Dead(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE

関連記事: