アマゾン、ファイア端末OSにアンドロイド採用計画 来年にも=関係筋

 米アマゾン・ドット・コムが基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した「アマゾンファイア」タブレットを早ければ来年にもリリースする計画だと、関係者が明らかにした。同社ロゴが写った資料写真。印ムンバイで2月撮影(2025年 ロイター/Hemanshi Kamani)

[サンフランシスコ 20日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tabが基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した「アマゾンファイア」タブレットを早ければ来年にもリリースする計画だと、関係者が明らかにした。

2011年にファイア端末を発表して以来、アマゾンはアンドロイドをベースにした独自OSを使用してきたが、消費者やアプリ開発者から不満が高まっていた。こうした中、アンドロイドを採用したハイエンド端末を来年にも初めて発表する見通しだという。

アマゾンは電子書籍やビデオ、音楽などのデジタルコンテンツへの入り口として安価なタブレット端末を提供。しかし、シンプルさを重視するあまり、特に高性能な端末を求める消費者の間では売れ行きが伸び悩んでいる。

関係者は「キティーホーク」と呼ばれるプロジェクトが成功すれば、他のアンドロイド端末との互換性を求める消費者にとってファイア端末がより好ましいものになるだろうと指摘。ただ、資金面などから計画が延期または中止される可能性もあるという。

アマゾンはコメント要請に応じなかった。

第2・四半期時点のIDCのデータによると、アマゾンはタブレット端末販売台数で世界第4位で、市場シェアの8%を占める。首位はアップル(AAPL.O), opens new tabの33.1%で、サムスン(005930.KS), opens new tabが18.7%、レノボ(0992.HK), opens new tabが8.2%で続いている。

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Greg Bensinger joined Reuters as a technology correspondent in 2022 focusing on the world's largest technology companies. He was previously a member of The New York Times editorial board and a technology beat reporter for The Washington Post and The Wall Street Journal. He also worked for Bloomberg News writing about the auto and telecommunications industries. He studied English literature at The University of Virginia and graduate journalism at Columbia University. Greg lives in San Francisco with his wife and two children.

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