イスラエル、ガザ停戦合意に「真剣」 対イラン「スナップバック」の時=外相

イスラエルのサール外相は2日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を終結し、拘束されている人質を返還するために、パレスチナのイスラム組織ハマスとの合意実現に「真剣に取り組んでいる」と言明した。6月撮影(2025年 ロイター/Christian Mang)

[タリン 2日 ロイター] - イスラエルのサール外相は2日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を終結し、拘束されている人質を返還するために、パレスチナのイスラム組織ハマスとの合意実現に「真剣に取り組んでいる」と言明した。

サール氏は訪問先のエストニアの首都タリンでの記者会見で、「われわれは(米政権の)ウィットコフ中東担当特使の提案にも同意した。一定の前向きな兆候も存在する」とし、ハマスが人質を解放し武器を放棄すれば、ガザでの紛争は明日にも終結する可能性があると述べた。

同時に「明確にさせておきたいのは、ハマスが(2023年)10月7日にこの戦争を開始しただけでなく、戦闘の継続にも責任があるということだ。ハマスに圧力をかけなければならない。国際社会は今こそ米国の取り組みを支持し、ハマスが抱いている幻想を打ち砕かなければならない」と述べた。

トランプ米大統領は1日、ハマスに対しガザでのイスラエルとの60日間の停戦に向けて仲介国カタールとエジプトが提示する「最終提案」に同意するよう促した。 もっと見る

サール氏はまた、イランに対する「スナップバック(全ての国際的な制裁を復活)」をさせるべき時だという認識も示した。

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