ウクライナ、国産巡航ミサイル「フラミンゴ」の最新映像を公開…1500km飛行してロシア深部の軍事複合施設を爆撃 (海外)
ゼレンスキー大統領は5月4日、ウクライナの国産巡航ミサイル「フラミンゴ」が実戦で発射される最新映像を公開した。これらのミサイルは、ロシア領土の奥深くにある軍事産業複合施設への攻撃に使用された。攻撃の映像には、ロシアの都市チェボクサリで大規模な爆発と火災が発生している様子が映っていた。 ウクライナは、国産ミサイル「FP-5フラミンゴ(FP-5 Flamingo)」が実戦投入されている新たな映像を公開した。同ミサイルはロシア領土深部にある軍事産業複合施設に到達するまで約930マイル(約1500km)を飛行したという。 【全画像をみる】ウクライナ、国産巡航ミサイル「フラミンゴ」の最新映像を公開…1500km飛行してロシア深部の軍事複合施設を爆撃 5月4日にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領が投稿したこれらの映像は、フラミンゴミサイルが地上から発射される瞬間を、これまでで最も鮮明に捉えたものとなっている。 映像には、フラミンゴがジェットエンジンに点火して初期加速を行い、空高く急上昇したあと、緩やかな弧を描いて前方に向かう飛行軌道に移行する様子が映っている。 製造元のウクライナ企業「ファイア・ポイント(Fire Point)」によると、全長約40フィート(約12m)のこのミサイルは、最大射程約1860マイル(約2990km)を誇り、s最高時速約560マイル(約900km)で1150kgの弾頭を搭載できるという。 ゼレンスキー大統領は投稿の中で、4日に公開したミサイルは「1500km以上の距離を飛行した」と述べており、これは公表されている実戦飛行距離の中でも最長クラスとなる。 大統領はさらに、今回の攻撃作戦の主な標的が、ウクライナ北部の国境から約600マイル(約965km)離れたロシアの都市チェボクサリにある軍事産業複合施設だったと明かした。 「この工場はロシア海軍、ミサイル産業、航空、装甲車両向けのナビゲーション部品を供給していた」と大統領は投稿している。 ロシア発メッセージアプリのテレグラム(Telegram)のニュースチャンネルや軍事ブロガーは4日、チェボクサリにある先端軍事技術研究・製造施設「VNIIR-プログレス(VNIIR-Progress)」が同日、ウクライナの攻撃を受けたと報じた。これらのチャンネルに投稿された複数の映像や写真には、市内で大規模な爆発が起きている様子が映っていた。 ある映像には、同施設内に拠点を置くABS エレクトロ(ABS Electro)社のビル正面玄関が、炎と瓦礫に覆われている様子も捉えていた。同社はロシアの兵器、潜水艦、ドローン向けの衛星誘導システムを製造している。 ロシアのテレグラムチャンネル「ASTRA」が、複合施設から約800ヤード(約730m)離れた小規模商業施設から撮影されたことを特定した別の画像には、複合施設の方角で大規模な火災による黒煙が立ち上る様子が写っていた。Business Insiderはこれらの映像や写真が撮影された時期を独自に確認できていない。 ワシントンを拠点とするシンクタンク、戦争研究所(ISW:Institute for the Study of War)は4日の戦況分析の中で、ソーシャルメディア上の映像は、6発のフラミンゴミサイルがVNIIR-プログレス工場に着弾した状況を示していると分析している。
Matthew Loh