【新潟】郷土料理の醤油赤飯はお店によって味や食感が違うのか? イオン、原信、自作の3種類を食べ比べてみたら…まさかの繋がりを発見した

新潟県の長岡市周辺で食べられている郷土料理、「醤油赤飯」。

かなり親しまれている存在のようで、スーパーではお惣菜コーナーに醤油赤飯が置いてあることもある。

ある日、イオンローカルスーパーの「原信」の両方で醤油赤飯が取り扱われているのを見つけて、ふと気になった。

マクドナルドのハンバーガーとモスバーガーのハンバーガーがちょっと違うように、醤油赤飯もやっぱりお店によって仕上がりが違うんだろうか。

・食べ比べてみた

ということで、イオン・原信・自作の醤油赤飯を食べ比べて、実際に味や食感を確かめてみることにした。

まずは以前もご紹介した原信の醤油赤飯から食べてみよう。200g入りで、価格は税込み355円だった。製造者は「越後製菓株式会社」。

あ~、醤油のしょっぱさともち米の甘さがちょうどよくて、何度食べてもおいしい……お米の中に入っているふわふわの豆も、いいアクセントになってるんだよな。

普通の赤飯とはまた違った味わいだけど、醤油という食べ慣れた食材で味付けされていることもあって、かなりとっつきやすい郷土料理だと思う。

続いてイオンの醤油赤飯。こちらも同じく200g入りだが、価格は原信より安く税抜き298円だった。製造者は「越後食品株式会社」。

見た目はほとんど原信の醤油赤飯と一緒で、強いて言うなら豆の色がちょっと濃いくらい。

しかし原材料名を見てみたところ、どちらも同じ「いんげん豆」を使用しているとのことだ。

こちらも口の中に入れてみると……ん?

は、原信の醤油赤飯との違いが分からない……お米の部分はもちろん、いんげん豆の食感や味もさっき食べた味とほとんど同じだ。

両方を交互に食べ比べてみても、筆者の舌ではまったく違いが分からなかった。

何も知らないままこの2つの赤飯を食べたら、同じお店で買ったものだと思ってしまいそう。

最後は自作の醤油赤飯。

自作をするために使用したのは、「長岡醤油赤飯の素」という商品だ。これは原信で見つけたもので、価格は税抜き178円だった。

醤油赤飯に必要な調味液と金時豆が入っていて、炊き込みご飯の素のように醤油赤飯を作れるという優れものだ。

炊飯器にお米と長岡醤油赤飯の素を入れてそのまま炊飯するだけで、今までに一回も醤油赤飯を作ったことがない筆者でも簡単に自作することができた。

普通のお米を使ってもOKだそうだが、今回はせっかくなので他の2つと同じようにもち米を使ってみたぞ。

さっそく食べてみると……ダントツでもちもち。

やっぱりできたては強い……! しっかりと水分をキープしていて、下手すると箸どうしをくっつけてしまうくらいの粘着力だ。

心なしか、豆もより一層ホクホクしている気がする。

味も食感もいいし、量もたっぷり作れるし。お惣菜コーナーの醤油赤飯もおいしかったけど、個人的にはこの手作りの醤油赤飯がいちばん好きだったな……! 

・納得の理由があった

それにしても、お惣菜コーナーに置かれていた醤油赤飯の味がほとんど同じだったのにはびっくりしたなぁ。

販売店も製造会社の名前も違うのに、ここまで似た味になることがあるのかな……?

……と思って調べてみたところ、イオンの醤油赤飯を作っている「越後食品株式会社」は原信の醤油赤飯を作っている「越後製菓株式会社」の関連会社だった。

な、なるほどね────!! まさか醤油赤飯でこんな繋がりを発見することになるとは。それは同じ味になるわ……!! 

お惣菜の醤油赤飯と手作りの醤油赤飯、それぞれのおいしさを体験することができた食べ比べだった。

シンプルながらなぜか箸が止まらなくなってしまう醤油赤飯、皆さんも機会があれば是非味わってみてはいかがだろうか。

参考リンク:原信 執筆:うどん粉 Photo:RocketNews24.

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