パ・リーグのタイトル確定 V2ソフトバンク勢は球団史上最多8人 育成出身初首位打者の牧原大成ら5人が初タイトル

 パ・リーグは5日、レギュラーシーズンの全日程を終了。個人タイトルも確定した。リーグ連覇を決めたソフトバンク勢からはリーグ最多となる8選手がタイトルに輝いた。

 野手ではプロ15年目の牧原大成が育成出身選手では初となる首位打者(打率3割4厘)を獲得。最後まで牧原大と争った柳町達も6年目で初タイトルの最高出塁率(3割8分4厘)をつかんだ。周東佑京は3年連続4度目の盗塁王(35盗塁)に輝いた。

 投手ではリバン・モイネロが先発転向後、2年連続で最優秀防御率(防御率1・46)で、有原航平が最終戦で14勝目を挙げたことで、伊藤大海と2年続けて最多勝のタイトルを分け合った。

 ソフトバンク投手陣では初タイトルが3人。自己最多13勝をマークした大関友久が最高勝率(勝率7割2分2厘)、松本裕樹が最優秀中継ぎ(44ホールドポイント)。シーズン中盤から守護神に定着した杉山一樹も最終戦で31セーブ目を挙げて、平良海馬と並んで最多セーブに輝いた。

 8人は球団史上最多で、8部門受賞もダイエー時代の2004年に並び球団最多タイの大量受賞となった。

 【パ・リーグの個人タイトル受賞者】

 首位打者 牧原大成(ソフトバンク) 3割4厘(初)

 本塁打王 フランミル・レイエス(日本ハム) 32本(初)

 打点王 フランミル・レイエス(日本ハム) 90打点(初)

 最多安打 村林一輝(楽天) 144安打(初)

 最高出塁率 柳町達(ソフトバンク)3割8分4厘(初)

 盗塁王 周東佑京(ソフトバンク)35盗塁(4度目)

 最優秀防御率 リバン・モイネロ(ソフトバンク)1・46(2度目)

 最多勝 伊藤大海(日本ハム)、有原航平(ソフトバンク)14勝(伊藤2度目、有原3度目)

 最高勝率 大関友久(ソフトバンク)7割2分7厘(初)

 最多奪三振 伊藤大海(日本ハム) 195奪三振(初)

 最多セーブ 平良海馬(西武)、杉山一樹(ソフトバンク)31セーブ(ともに初)

 最優秀中継ぎ 松本裕樹(ソフトバンク) 44ホールドポイント(初)

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