「Windows 10」のサポートが終了 ~最後の「Windows Update」がリリース
「Windows 10 バージョン 22H2」のサポートが米国時間10月14日、打ち切られた。同日リリースされた「KB5066791」が最後の更新プログラムとなる。 【画像】Windows Updateの画面にはサービス終了を伝えるメッセージが表示される サポートが終了した製品には、セキュリティパッチが提供されなくなる。セキュリティ問題が発見されても対処されないため、利用の継続はサイバー攻撃の被害にあうリスクが高くなる。後継バージョンや代替製品への移行をできるだけ早く済ませるべきだ。 なお、移行のための時間的猶予が必要なユーザーに対しては、「拡張セキュリティ更新プログラム」(Extended Security Update:ESU)が提供されている。これに加入すれば、毎日のセキュリティパッチを受け取ることが可能(新機能の追加や不具合の修正などは行われない)。 ESUは通常、法人向けの有償提供に限られているが、Windows 10の場合は個人でも1年間利用可能で、しかも簡単な条件をクリアすれば年間30米ドルの料金が免除される。つまり、タダで1年間Windows 10の寿命を延ばすことができる。利用の継続を考えているユーザーはぜひ登録しておきたい。 なお、ESUでOSをもう1年利用できるようにしても、アプリケーション側の対応が打ち切られていることもあるので注意。たとえば「ファイナルファンタジーXIV」は『今後、該当OSに対する継続的なサポートが困難であると弊社にて判断した』として、10月14日以降サポートされない。確定申告もWindows 11を利用する必要がある。 ESUに合わせてサポートが延長されている製品としては、以下がある。 ・「Microsoft Edge」 ・「Microsoft 365」アプリ ・「Firefox」(Windows 7、8、8.1にも対応) ・「ウイルスバスター クラウド」 ・ソースネクスト製品
窓の杜,樽井 秀人