<1分で解説>どうなる自公連立 公明が高市新総裁につけた注文は?
公明党の斉藤鉄夫代表
自民党の新しい総裁に高市早苗氏が就任することが決まりました。しかし自民党と連立を組む公明党は高市氏の右派的な考え方に警戒を強め、連立離脱もほのめかしています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「自民党新総裁と公明党の連立協議」を解説します。
Q 高市さんが自民党の新しい総裁になるんだね。どんな人なの?
A 自民党の中でも保守色の強い政治姿勢で知られる政治家で、閣僚在任中も靖国神社に参拝していたり、外国人政策を厳格化を主張したりしています。
AdvertisementQ 公明党の斉藤鉄夫代表は、自民と公明の連立について何か発言したの?
A 斉藤代表は4日、高市さんと東京都内で会談した後、自公両党の連立協議を来週開始すると記者団に明らかにしました。「政策協議で一致すれば連立政権ということになるが、まだ今の段階では何とも申し上げることができない」と述べました。
Q 高市さんの政治姿勢についてのコメントはあったの?
A 斉藤代表は会談で、閣僚による靖国神社参拝について「これまで外交問題に発展しており、懸念を持っている」と伝えました。また「外国人を包摂し、一緒に意欲のある、能力のある方と社会を築いていくのは日本にとって必須だ」として、外国人政策に関する協議も求めました。
Q 自民党は裏金問題もあったよね。
A 斉藤代表は「与党が選挙で大敗した大きな原因の一つに政治資金の不記載の問題がある。けじめを付けてほしい」と自民党に注文しました。
Q 高市さんは、他の政党との連立拡大にも意欲を見せているんだよね。
A はい。しかし斉藤代表は「連立政権は、政策と理念の一致が不可欠で、そんなに簡単ではない」と述べて、早期の連立拡大をけん制しました。