メルツ独首相、米国と自動車関税の相互免除を模索
ドイツのメルツ首相は6日、欧州連合(EU)に輸入される米国製自動車の関税を免除する代わりに、米国が同数の欧州製自動車の関税を免除する合意を目指していると明らかにした。ベルリンで3日撮影(2025年 ロイター/Christian Mang)
[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツのメルツ首相は6日、欧州連合(EU)に輸入される米国製自動車の関税を免除する代わりに、米国が同数の欧州製自動車の関税を免除する合意を目指していると明らかにした。
メルツ氏は5日、ワシントンでトランプ米大統領と会談した。メルツはその数時間後にベルリンで開催されたイベントで「相殺ルールかそれに類するものができるかどうか検討する必要がある」と述べた。
首脳会談では「ホワイトハウスと独首相府との間でそれぞれ代表者を選任し、ドイツと米国の貿易関係について集中的に協議することで合意した」と明らかにした。
ただ、対米貿易交渉はEUの管轄と指摘し、6日中にフォンデアライエン欧州委員長にトランプ氏との会談の結果について説明すると述べた。
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