アップル、iPhoneに向けiOS 18.5をリリース アップデートすべき?

iPhone向けの最新ソフトウェア(iOS 18.5)がリリースされた。これにはバグ修正や新機能、セキュリティ上の課題への対処が含まれている。筆者は、このアップデートがどのように受け止められているかを調べ、安心してインストールできるかどうかを判断する手がかりをまとめた。 ■対象機種とインストール方法 アップルのiOS 18.5は、2018年に発売されたiPhone XSおよびiPhone XR以降のすべてのiPhoneに対応している。すなわちiPhone 11シリーズ、iPhone 12、iPhone 13そしてiPhone 16シリーズまで、さらに第2世代および第3世代のiPhone SEや、最近発売されたiPhone 16eも含まれる。 アップデートの手順は、iPhoneの「設定」アプリを開き、「一般」をタップして「ソフトウェア・アップデート」を選択する。その後、「ダウンロードしてインストール」を選ぶとソフトウェアがダウンロードされる。筆者のiPhone 16 Pro Maxでは約1.5GBほどの比較的大きな容量だったが、インストール作業自体は比較的スムーズに完了するはずだ。 ■内容について iOS 18系統のリリースサイクルが終盤に差しかかっていることもあり、本アップデートで大きく目を引く新機能はあまり多くない。プライド月間を祝う新しい壁紙や、メールアプリの細かな調整、そのほか軽微な改良が中心だ。詳細は別途公開されているが、機能面と同様、例によってセキュリティ上の修正も含まれている。 ■iOS 18.5のセキュリティ アップルによれば、今回のアップデートでは30件を超える問題が修正されている。中でも、アプリがユーザーの機密データにアクセスできてしまうBluetoothに関する不具合や、FaceTime通話中にマイクをミュートにしても実際にはミュートされない不具合、端末を手に入れた第三者がロック画面から「メモ」アプリを開けてしまう恐れがあった欠陥などが挙げられる。 ■初期反応 あるコメント投稿者は「アップルの公式アップデートは、App Storeの『パフォーマンスと安定性向上のための更新』と大差なく見えてきた」と皮肉を述べ、別の投稿者は「Siriの修正こそ最優先すべきだ」と不満を述べている(アップルはSiriの改善を後日行うと公表している)。とはいえ、バッテリーの急速な消耗といった、これまで頻繁に話題となる懸念は今回はあまり聞かれていない。 ■iOS 18.5初期評価:アップデート推奨 今回のアップデートには30件近いセキュリティ修正が含まれており、余程の重大な不具合がない限りアップデートを見送る理由は少ない。初期の反応でも新たな深刻な問題は確認されていないようだ。したがって、現時点の結論としてはアップデートを推奨する。最終的な評価は来週米国時間5月20日に行う予定だ。

David Phelan

Forbes JAPAN
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