お値段いっしょ。キヤノンのミラーレスレンズキットとコンデジ、どっち買う?

Photo: 武者良太

これは名勝負となる予感!

悩ましい問題です。キヤノンが2026年2月20日から販売する「EOS R50 V ホワイト・RF-S 14-30 IS STM PZレンズキット」と、4月下旬発売予定の「PowerShot G7 X Mark III(30周年記念モデル)」の価格が一緒なんですよ。どちらもオープンプライスだけど、キヤノン公式ECサイトでは14万8500円(税込)となります。

一方は、拡張性バッチリで軽快な印象を受けるAPS-Cサイズのミラーレス(レンズつき)。もう片方は限定カラー&限定オプションでズームレンズを内蔵した1インチ高級コンデジスペックで選ぶなら前者となるかもしれませんが、後者もコレクターマインドをくすぐるんですよね。

ざっとスペックをおさらいしましょう

EOS R50 V ホワイト・RF-S 14-30 IS STM PZレンズキット

  • センサー:APS-C 約2420万画素
  • 画像処理エンジン:DIGIC X
  • ISO(静止画):100-32000(拡張:51200)
  • レンズ:付属( 14-30mm 約22.4~48mm相当/F4-6.3)
  • NDフィルター:非内蔵
  • 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正/電子手ぶれ補正
  • AF:Dual Pixel CMOS AF II(人物/動物/乗り物の検出・追尾)
  • ファインダー:なし
  • ストロボ:なし
  • 動画解像度:4K/30p、4Kクロップ/60p
  • Wi-Fi:2.4/5GHz
  • 記録メディア:SD/SDHC/SDXC(UHS-II)
  • 質量: 約373g (バッテリー、メモリカード含む)+レンズの質量

PowerShot G7 X Mark III(30周年記念モデル)

  • センサー:1インチ 約2010万画素
  • 画像処理エンジン:DIGIC 8
  • ISO(静止画): 125-12800(拡張:25600)
  • レンズ:24-100mm相当 / F1.8-2.8
  • NDフィルター:内蔵3段
  • 手ぶれ補正: 光学手ぶれ補正
  • AF: TTL、AiAF
  • ファインダー:なし
  • ストロボ:あり
  • 動画解像度:4K/30p
  • Wi-Fi:2.4
  • 記録メディア:SD/SDHC/SDXC(UHS-I)
  • 質量:約304g(バッテリー含む)
  • 1.0型 積層型CMOS / 約2010万画素

最新機だけどフレンドリーなホワイトボディ

Photo: 武者良太

まずはEOS R50 V ホワイトにフォーカスを合わせましょう。ベースモデルは2025年5月に発売されたEOS R50 V。縦位置でも三脚に固定できるなど、動画撮影がお得意です。クロップありとはいえ、4K/60pで撮影できるのも褒めちぎりたいところ。

Photo: 武者良太

EOS R1、EOS R5 MarkIIなどでも使われている映像エンジンDIGIC Xを積んでいるのも特徴です。AFが速いし正確だし、だれでも写真&動画撮影が上手くなったと思わせてくれる

小さくても最先端。それなのにボディが白くてレンズがシルバーだから、いい意味でとっつきやすさを感じます。白ボディは若い世代や女性に人気とのことで、いままで写真や動画はスマホでいーや、という方々をEOSの世界に導きたいという強い意思を感じますね。

なおこのシルバーのレンズ。ホワイトモデルのレンズキットだけでしか手に入らないそうでして。レアだ。

名機をベースにPowerShot生誕30周年を祝います

Photo: 武者良太

キヤノンのコンデジの歴史はPowerShotのヒストリー。初代のPowerShot 600が発売されたのは1996年で、そこからの30周年を祝うべく、2019年から販売を続けているPowerShot G7 X Mark IIIのボディカラーを一部変更。写真ではわかりにくいかもしれませんが、トップパネルが黒/シルバーではなくグラファイト(メタリックグレー)で彩られています。

Photo: 武者良太

レンズユニット周囲のコントローラーリングの意匠も網目模様に変わりました。ストレートな溝だったオリジナルモデルより動かしやすいと感じましたね。

Photo: 武者良太

性能に関しては、どうしても一昔前のズーム内蔵コンデジという印象が拭えません。今のデバイスを知っていると、AFは遅いしトラッキングも弱いと思っちゃう。1インチというセンサーサイズには不満はないんですが。

でも、一瞬を撮り逃したくない!という方はもともとミラーレスの上級機を選ぶので、これはこれでよき。沈胴ズームを納めてポケットに入れて持ち歩き、いいなー、と思える風景の前でパチっ。ゆっくり、写真と向き合いたい方にはベストかも。マイペースなリズムを刻めますから。

Photo: 武者良太

そしてPowerShot30周年記念モデルだけに、グレーのソフトケースとストラップが付属します。かっこいいじゃないですか! これは、コイツを、選びたいという気持ちに直結するセットですよ...!

コスパと性能のバランスで選ぶなら「PowerShot V1」もありかも

Photo: 三浦一紀

2026年春を迎えるためのデジカメはどっちにしよう、とお悩みであれば、さらに深い迷宮に入りましょう。というのもね、1.4インチセンサー・DIGIC X・強強AF・動画も静止画も得意という、「PowerShot V1」が11万円台で買えますからね。

どうしてもミラーレスじゃなきゃヤダー!という方と、限定モデルといっしょに10年後のPowerShot40周年を祝うんだー!という方でなければ、いま、コイツが一番コスパいいまでありますから。

Source: キヤノン

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