筑波大はFW小林俊瑛が一矢報いるもJクラブ連破ならず…J2長崎が前半2発で競り勝ち3回戦へ

[6.11 天皇杯2回戦 長崎 2-1 筑波大 ピースタ]

 第105回天皇杯は11日、2回戦を各地で行い、V・ファーレン長崎(J2)が筑波大(茨城)を2-1で破った。筑波大は1回戦でRB大宮アルディージャを破って2回戦に進出したが、Jクラブ連破は果たせず、悔しい敗退となった。

 試合は前半5分、長崎が早くも先手を取った。左サイドで前を向いたMF澤田崇がDF米田隼也とのワンツーから深い位置までえぐり込み、グラウンダーのクロスを送ると、ニアサイドの味方には合わなかったが、ファーサイドでFW笠柳翼がトラップ。体勢を立て直して左足を振り抜き、コントロールショットをゴール左上隅に突き刺した。

 その後は筑波大が主導権を握る時間帯もあったが、前半24分には痛恨のミス。自陣深くで縦パスを受けたMF徳永涼がプレッシャーを受け、慌てて出したパスが流れてMF名倉巧に拾われると、そのまま名倉に左足で豪快に決められ、早くも0-2のビハインドとなった。

 2点リードを奪った長崎はその後、筑波大のプレッシングを引き出しながら試合を進め、相手の消耗を誘いながら主導権をキープ。もっとも筑波大も後半、途中出場の選手が積極的なシュート姿勢を見せ、深く押し込む場面を作ると、後半アディショナルタイム2分に相手のクリアミスを拾ったFW小林俊瑛が右足で決め、1点を返した。

 だが、反撃はここまで。2-1で勝利した長崎が3回戦進出を果たした。●第105回天皇杯特集▶お笑いコンビ・ヤーレンズのサッカー番組がスタート!

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