新たに導入される自転車の青切符 ながらスマホで1万2000円、踏切での一時不停止で最大7000円 「知らなかった」では済まされない制度の内容を確認
ガソリン価格の高騰に伴い、手軽で経済的な移動手段として自転車を選ぶ人が増えている。しかし、その手軽さの裏で、交通ルールの軽視が招く事故は後を絶たない。こうした現状を打破すべく、2026年4月1日から、自転車の交通違反に反則金を課す、いわゆる「青切符」が導入される。 誰もが利用する自転車が“車両”であることを再認識するためにも、道路を利用するすべての人が知っておくべき制度の内容を整理する。 【画像】自転車の違反で反則金1万2,000円 違反にならない「境界線」も
正式名称は「交通反則通告制度」。書類が青いことから、青切符と呼ばれている。比較的軽微な違反が対象で、反則金を納めることで刑事手続きとならず、いわゆる前科となることもない。 自動車やバイクでは既に運用されているこの制度。自転車への導入の背景には、自転車による交通事故の高い発生率がある。 仙台南警察署 富田勲交通課長: 交通事故は減少傾向にあるんですけれども、自転車の交通事故の減少率がまだまだ鈍い。 警察庁によると、自転車が関連する事故は全国で毎年およそ7万件が発生していて、横ばいが続いている。 さらに、2024年の自転車乗車中の死亡重傷事故の75%で、自転車側にも違反があるという深刻なデータがある。
対象となる行為は113に及ぶ。日常的に発生しやすい代表的な事例と反則金の額は以下の通り。 並走(反則金3,000円) 友人などと話しながら…、などと、つい日常的にやってしまいそうだが、歩行者に接触する危険性がある。 踏切での一時不停止(反則金6,000円〜) 自転車は道路交通法上「軽車両」に分類されるため、踏切では車と同様に一時停止する必要がある。 しかし、実際に仙台市の街なかで取材をしていると、車は一時停止をするのに対し、自転車はほとんどが止まらずに横断している様子が目立った。 停まらずに通行すると、6,000円の反則金が課される可能性がある。また、取材中には警報機が鳴っている中で、急いで渡りたいのか、スピードをあげて通過する自転車も。この場合はさらに危険と判断され、反則金は7,000円となる。 ながらスマホ(反則金1万2,000円) 取材中にも見受けられた、スマートフォンを操作しながら片手運転する自転車。このような「ながらスマホ」による事故は増加傾向で事故直結の危険性が高い。反則金は最も高い1万2,000円となる。