日産が1日最大23kmの航続距離増を実現する「ソーラーパワード アリア」発表! 充電頻度は最大65%減を実現
欧州日産は、ソーラーパネル(太陽光発電パネル)を装備した「Solar-Powered Ariya Concept(ソーラーパワード アリア コンセプト)」を発表した。 クルマは屋外で多くの時間を走るため、ソーラーパネルを搭載した電気自動車にとっては好条件と言える。現在、多くの自動車メーカーがこのアイデアを検討しており、日産はアリア コンセプトでこのアイデアを市販化する計画を持っている。 クリーンエネルギーデーを記念して設計されたこのアリア コンセプトは、ボンネット、ルーフ、リフトゲートにソーラーパネルを搭載している。これらのパネルは合計3.8平方メートルの面積で構成され、太陽光を直流電力に変換する。 このエネルギーはアリアのバッテリーパックに供給され、日産によると、実際の走行テストでは晴れた日にソーラーパネルによって最大23kmの航続距離を延長できることが実証されている。現在のBEVの航続距離からすればそれほどの恩恵がないように思えるかもしれないが、平均的なドライバーの1日の移動距離は40マイル(64km)未満であるから、それなりの効果は見込めると言えるだろう。 これらの数値は生活を変えるほどのものではないが、日産によると、航続距離の延長により、ドライバーは充電頻度を35~65%削減できる可能性があるとのことだ。太陽光パネルは、充電インフラが限られている地域でも役立つだろう。 このコンセプトは、「ライトイヤー」との提携により開発された。ライトイヤーは、太陽光発電EVで話題になったオランダのEVスタートアップ企業だ。 欧州日産のパワートレイン技術・電動化戦略を担う幹部は「車両が再生可能エネルギーを自ら発電する方法を探求することで、お客様に新たな機会、すなわちより大きな自由、充電への依存度の低減、そしてよりクリーンな未来への扉を開きます。このコンセプトは単なる技術的なマイルストーンではなく、日産が電動モビリティの次の段階をどのようにリードしていくかを示すビジョンなのです」と語っている。 日産はジャパンモビリティショー2025にて、軽EV(電気自動車)「サクラ」に車載用電動スライド式ソーラーシステム「Ao-Solar Extender(あおぞら エクステンダー)」を搭載したプロトタイプを出展するなど、ソーラーシステムへの積極性が伺える。 同社は、ソーラーパネルシステムの実用化を2028年以降に計画していると噂されており、「充電せずに走れる距離を増やす」ことが多く広がれば、EV市場の活性化につながる可能性を秘めている。
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