年収1000万超の大手コンサル入社→同期から「かわいい」「ヤリたい」と“セクハラ被害”→うつ病に…女性インフルエンサー(25)が入社半年で退職した経緯(文春オンライン)
水谷さんが念願のコンサルティング会社に入社すると、研修期間の段階から同期からセクハラ発言を受けていた。 「同期にテニサー(テニスサークル)ノリの人が多くて、最初から『えっ、君かわいいじゃん。飲み行こうよ』と声をかけてくる人もいたので、しんどかったです」 そればかりか、「え、Fランじゃん。この会社に枕(営業)をして入ったの?」と学歴をバカにする発言も飛び出した。水谷さんが金城学院大学出身であることが理由だった。 「経験人数って何人?」といった露骨な質問や、研修後の飲み会への誘いも毎日のように続いた。断ると「あいつ、お高く止まってる。キモい」と陰口を言われ、恐怖を感じたという。
配属後も状況は変わらなかった。歓迎会や送別会の場で上司が「水谷さん、テキーラ飲まないの?」と飲酒を強要。ある同期からは「こないださあ、みんなで新卒の女の子の誰とヤリたいか話して、水谷さんの名前めっちゃ出てたよ」と伝えられた。 水谷さんは上司に相談したが、「モテモテじゃん、良かったね」と取り合ってもらえなかった。ハラスメント対策室に相談しても「大変だね、もしハラスメントが起きたら言ってね」という対応だったという。 「頑張って評価を上げようと遅くまで残業し、上司の雑用も引き受けた結果、徐々に評価は上がった」と水谷さん。しかし同期からは「水谷が評価上げたのは、枕したからでしょ」と言われてしまう。
入社して半年が過ぎたある朝、会社に行こうとして玄関で涙が止まらなくなった。足が前に進まず、母親に相談すると診療内科への受診を勧められ、軽いうつ病と診断された。 休職中も過食嘔吐を発症するなど苦しんだが、その間に独立を視野に入れた活動を始める。被写体モデルの活動を再開し、インフルエンサーとしての戦略も立てた。様々な挑戦を経て、入社からわずか半年で退職を決意した。 「退職のタイミングで、『どうしたの? 話聞こうか?』『自分も会社に不満があるから愚痴会をやろう』ってしつこくLINEしてくる同僚もいたんです。だから彼らのLINEは即ブロックしてやりました」と語った。 ◆◆◆ このインタビューの全文は、以下のリンクからお読みいただけます。
「文春オンライン」編集部