Lightningからの開放。いにしえのiPhoneをUSB-Cに進化させるケースが爆誕
改造ではなく、装着による進化。
iPhone 15世代からやっとUSB-Cになって、いろいろと便利になったiPhone。
…とはいえ、iPhoneは製品寿命が長く、Lightning世代のiPhoneもまだまだ現役。まだ脱Lightningが叶わず、USB-CとLightningケーブルを両方持ち歩いている人も少なくないんじゃない?
しかし、それらのLightningなiPhoneを救ってくれるケースが誕生したのです。
それがこの「iPh0n3 - USB-C Protection Case」。ケースのおしりからUSB-Cポート生えてる!
一から設計・制作・量産
Image: Ken Pillonel / Exploring the Simulationケース内部を見ると構造がわかります。
底部に生えたLightning端子から、外装右下のUSB-Cポートに配線されているって感じ。構造自体はシンプルですが、LightningとUSB-Cの信号線の違いや、ケースのスマートなジョイント構造を克服する必要があり、かなり苦戦していたようですね。
この辺の取り組みについては、YouTube動画で詳しく解説されています(ちょっとした電気工学の知識が必要です)。
Video: Exploring the Simulation / YouTubeその成果によって、USB-Cポートは充電だけでなく、MagSafe対応、データ転送対応、CarPlayもサポートするとしています。もう完全にUSB-C世代のiPhoneと同じですやん!
このケースは、制作者のサイトからオーダー可能。
…ですが、執筆時点では品切れ状態でした。Lightningの呪縛から抜け出したいiPhoneユーザーのなんと多きことか…。
そして一番の衝撃は、制作者は2021年に世界初のUSB-CのiPhoneを(魔改造によって)生み出したその人、Ken Pillonel氏だったということ。
そう、彼は4年経っても、iPhoneをLightningから救うことを諦めていなかったのです。
Source: Ken Pillonel, YouTube