今季も強い王者鹿島!! 国立で町田を3発撃破、6連勝で早くもV独走態勢へ
J1百年構想リーグEASTは18日、第7節を各地で行い、MUFGスタジアム国立競技場での上位対決は鹿島アントラーズがFC町田ゼルビアを3-0で下した。鹿島は開幕節でFC東京にPK負けした後、全て90分勝利で破竹の6連勝。9年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた昨季に続き、特別大会でも独走態勢に入った。
42218人が集まったミッドウィークの国立ナイトゲーム。ホームの町田は先発2人を入れ替え、新たにFWエリキとMF増山朝陽が入った。対する鹿島は3人を入れ替え、MF松村優太が今季初出場初先発。FW田川亨介も今季初先発を果たし、MF柴崎岳も先発に復帰した。[スタメン&布陣]
立ち上がりは鹿島が一方的にボールを握り、町田を攻め立てた。まずは前半2分、深く押し込む攻撃で右CKを獲得すると、柴崎のキックからFW鈴木優磨がヘディングシュート。これは惜しくも枠を外れたが、鹿島の選手たちがうまく町田守備陣に制限をかけたことで鈴木はフリーになっており、分析が効いていることを印象付けた。
すると前半5分、鹿島が試合を動かした。DF植田直通の縦パスを柴崎がうまく前に繋ぐと、FWレオ・セアラのポストワークで前進し、右サイドに展開。最後は縦突破を仕掛けた松村がDF岡村大八を制してクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだ鈴木がワンタッチで決めた。鈴木は今季4点目。チームメートのレオ・セアラらと並んでリーグトップタイに立った。
その後は町田も落ち着きを取り戻し、前半7分にようやく最初のチャンス。右サイドを攻め上がったMF中村帆高のクロスにMFナ・サンホが走り込むも、空振りに終わった。同13分にはサイドを広く使った攻撃で左サイドを攻め込み、増山のクロスに中村が飛び込んだが、ダイビングヘッドは惜しくも合わなかった。
その後は拮抗した展開が続くなか、前半31分、DF中山雄太がエリキとのワンツーからペナルティエリア左に抜け出し、ゴール前にクロスを通したが、中の選手が走り込んでいない。町田はその後も攻め込み続けたが、最後の崩しの精度に欠け、同点ゴールは遠かった。
すると前半44分、鹿島が追加点を奪った。相手のゴールキックにプレッシャーをかけ、町田MF白崎凌兵のパスを松村が引っ掛けると、素早い縦パスを田川がつなぎ、これを受けたのはボランチのMF三竿健斗。冷静な右足シュートでGKとの1対1を制した。三竿は24年11月1日の川崎F戦以来、1年半ぶりの得点となった。
そのまま試合は後半へ。町田の黒田剛監督は一気に4枚替えを敢行し、FW藤尾翔太、MF相馬勇紀、MF前寛之、MF林幸多郎を投入。相馬は今月10日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ラウンド16で右足首を痛め、途中交代していたが、わずか1週間でのスピード復帰となった。
その後は町田のサイド攻撃が徐々にゴール前に繋がるようになり、後半17分には相馬のクロスを増山が折り返し、藤尾がそこに走り込むが、植田のカバーリングに阻まれる。すると押し込まれ始めた鹿島は同19分、田川と松村に代わってMFチャヴリッチとMF林晴己を投入した。
町田は後半23分、岡村のロングスルーパスに相馬が抜け出し、左サイドをえぐってクロスを上げたが、鹿島守備陣も冷静に対応し、危険なシーンを作らせない。同25分には増山のクロスに抜け出した藤尾のシュートはGK早川友基のファインセーブに阻まれると、直後には相馬のスルーパスに林が抜け出すも、これも早川に阻まれ、鹿島の守護神が一枚上手だった。
鹿島は後半31分、左サイドを駆け上がったDF小川諒也のシュートがGK谷を襲うと、弾いたボールから波状攻撃を開始。林のクロスをチャヴリッチがそらし、再び受けた小川が右足シュートでゴール右隅を撃ち抜いた。だが、ここでVARが介入。小川に戻りオフサイドがあったとしてゴールは認められなかった。
それでも鹿島は後半43分にもビッグチャンス。左サイドを駆け上がった小川のクロスがゴール前に入ると、チャヴリッチが左足ワンタッチで合わせたが、これはクロスバーを叩いた。だが、後半アディショナルタイム2分にチャヴリッチがダメ押し弾。最後は左膝複合靱帯損傷で長期離脱していたDF関川郁万が昨年5月3日以来10か月ぶりの復帰を果たし、最高の雰囲気で試合を締めくくった。
鹿島は2位のFC東京との勝ち点差を4、1試合未消化の町田との勝ち点差を7に広げ、早くも連覇に向けて独走態勢に入った。 (取材・文 竹内達也)●Jリーグ百年構想リーグ特集▶サッカーの大人気ポッドキャスト!ヤーレンズのボケサカは毎週金曜配信