【日本ハム】新庄監督「さすが優秀なピッチングコーチ」代役守護神での勝利に/一問一答
- 日本ハム対ヤクルト 試合後、スタッフらとハイタッチする新庄監督(撮影・黒川智章)
<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム3-1ヤクルト>◇10日◇エスコンフィールド
日本ハムが北海道移転後の通算1500勝を達成した。
球団にメモリアル勝利をもたらしたのは、北海道移転初年度の開幕戦が行われた04年3月27日生まれの21歳、達孝太投手だった。7回3安打無失点、6奪三振の快投。通算4勝目となる今季3勝目を挙げた近未来エースが節目を飾った。
試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
「(クローザーを)玉井くんで来るとは(笑い)。さすが優秀なピッチングコーチ。安定感ありますからね。フォアボールないしね。田中くんがこの間、打たれて。さぁやり返してこいっていうピッチャーと、そうじゃないピッチャーがいるんで。その判断をして、玉井くんを持っていった。安定感ありますからね、ほんとにね、ず~っと」
-8回の1点も大きかった
「フォアオール(で押し出し)。この間、中日の田中くんが満塁で押し出し(四球)で、勝った試合があったんですけど、もう80%フォアボール狙いで行ったっていうコメントを聞いて、あーいい考えだなって。そういう気持ちで五十幡くんも行ったんじゃないかな(笑い)。伏見くんの、あの右中間のヒットも大きかったですね、あれも。相変わらずの達くんの(安定感)。こういうピッチング、多いっすね。ちょっと今日、変化球がちょっと多かったかなという風はに思います」
-達はフォアボールを出した後、本人は首をひねりながら抑えていたが、監督は拍手していた
「フォアボールを出したくないっていう気持ちはすごい伝わってくるんで、ああいうのいいですね」
-どのあたりが達は成長しているか
「リズムがいい。それは伏見くんがしっかり。去年から、伏見くんが達くんのボールを受けてくれていて、今気を付けてほしいのはテンポ。テンポがよくなかったんで。で、テンポを良くして、リリースポイントもしっかり合うようになってきて、すごい変わりました。早く完投、見たいです。完封より完投見たい」
-本人は完投する気持ちが満々
「今は三振を取る感じというより、打たせて取るピッチングなんで。もうそろそろあるんじゃないですか。119球ぐらいで(笑い)」
-これで北海道移転後の1500勝
「今日ね、小村社長が去年倒れた日なんですよ。あれから1年たって、今日ね、どうしても勝たないといけない日だったんで、勝ててよかったです」
-達は今後、登板間隔を縮めていくか
「(今回は)抹消しないでしょ。抹消するピッチングはしてないし。バッティングは悪いらしいですけど(笑い)。次、どこだろう。東京か。東京ドームで完投をね。ちょっとジャイアンツはパワー系が弱いんで、どうかなぁと。ま、今日みたいなピッチングをしてくれるでしょ」
-ベンチ入りを外れた田中は休養
「さぁやり返してこいっていうピッチャーじゃないんで。ちょっと自然の散歩が必要なピッチャーなんで(笑い)。明日ね、散歩してもらって」