日米関税協議、五里霧中の状況「変わらない」=赤沢再生相
7回目の日米関税閣僚級協議のため訪米していた赤沢亮正経済再生相(写真)は30日、 帰国後に記者団に対し、日本から輸入する自動車への追加関税の見直しに否定的なトランプ大統領の発言についてはコメントを控えるとし、自身が「五里霧中」と表現した関税交渉の状況は「変わらない」と述べた。2024年10月、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 30日 ロイター] - 7回目の日米関税閣僚級協議のため訪米していた赤沢亮正経済再生相は30日、 帰国後に記者団に対し、日本から輸入する自動車への追加関税の見直しに否定的なトランプ大統領の発言についてはコメントを控えるとし、自身が「五里霧中」と表現した関税交渉の状況は「変わらない」と述べた。
赤沢再生相は今回の訪米でラトニック商務長官と会談し、滞在予定を延長してベセント財務長官との会談機会を模索したが、「実現できなかったのは大変残念」だと述べた。商務長官と「事務レベルで協議を継続することで合意したので、私は帰国した」と説明した。
次回の閣僚級協議の日程については「現時点で決まっていることはない」とした。
米側が相互関税の執行猶予期限としている7月9日は「交渉のひとつの山場」との見方を示した。
トランプ氏がFOXテレビとのインタビューで、日本は米国車を十分輸入せず不公平だとし、25%関税を課す考えを示した もっと見る ことについて、「報道は承知している」としたが、コメントは控えた。
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