ジーコ、ロナウジーニョ、ドゥンガ、中田英寿、宮本恒靖! 世界と日本のレジェンドが広島で競演◎ジーコオールスターゲーム
写真◎石倉利英
鹿島アントラーズや日本代表など、長年にわたり日本サッカー界に貢献してきたジーコ氏が企画したチャリティーマッチ『Daisun presents Zico All-Star Game For Peace HIROSHIMA 80 Years』(ジーコオールスターゲーム)が、7月27日にエディオンピースウイング広島(Eピース)で開催された。ロナウジーニョ、ドゥンガ、中田英寿、宮本恒靖など各国のレジェンドが集結。豪華な顔ぶれの競演にスタジアムは大いに湧いた。
上写真=ロナウジーニョは前半だけのプレーだったが、随所にテクニックを披露して会場を沸かせた(写真◎石倉利英)
■2025年7月27日 ジーコオールスターゲーム(@Eピース)ジーコワールドレジェンズ(WORLD LEGEND) 3-1 ジーコジャパンレジェンズ(JAPAN LEGEND) 得点:(ワ)アルシンド、クアレスマ2
(ジ)中田浩二
クアレスマが右足のアウトサイドで!
現役時代から生活困窮者などを支援するイベントに積極的に参加してきたジーコ氏は、長男のジュニオール氏の発案で、2004年にサッカーと世界平和を掛け合わせたチャリティーマッチ『ジョーゴ・ダス・エストレーラス(JOGO DAS ESTERELAS)』をブラジルで初開催。その後も毎年実施されて規模は徐々に大きくなり、歴代のブラジル代表や世界各国のレジェンド選手が参加して、収益を寄付するなどの慈善活動を続けてきた。
今回は初めてブラジル以外で開催されることになり、被爆と終戦から80年を迎える広島が開催地に。中田英寿氏が監督を務めるジーコワールドレジェンズ(WORLD LEGEND)と、ジーコ氏が監督を務めるジーコジャパンレジェンズ(JAPAN LEGEND)が30分ハーフで対戦した。
8分にジャパンレジェンズの中田浩二が先制したが、ワールドレジェンズも9分にアルシンドが決めて先制すると、23分にはクアレスマが決めて逆転。57分にはクアレスマが代名詞の右足アウトサイドキックで3点目を決め、3-1で勝利を収めた。
試合後、かつて2007年にブラジルで今イベントに参加したことがある中田英氏は「当時の仲間たちと会って良い時間を過ごせるのは、何物にも代えがたい楽しい時間だった」とコメント。ジーコ氏も「素晴らしいイベントで満足している。できるだけ継続して、このオールスターゲームができるようにしたい」とイベント成功の喜びを語った。
[参加選手(順不同、敬称略)]・ワールドレジェンズ◎監督:中田英寿 選手:ロナウジーニョ、マイコン、ドゥンガ、モネール、フランサ、リカルド、ペレイラ、ポンテ、カルロス・アルベルト・サントス、アウダイール、クアレスマ、シジマール、ジュリオ・セザール、アルシンド、ジョルジーニョ、チアゴ、ストヤノフ、セードルフ
・ジャパンレジェンズ◎監督:ジーコ 選手:高原直泰、柳沢敦、小野伸二、中田浩二、坪井慶介、久保竜彦、本山雅志、柏木陽介、秋田豊、中澤佑二、長谷川祥之、本田泰人、福西崇史、北澤豪、小島伸幸、内田篤人、宮本恒靖、曽ヶ端準
取材・写真◎石倉利英