台風21号発生へ…予想進路、気象庁や米軍、ヨーロッパの見方 日本への影響は

 気象庁の2025年10月2日午前6時の実況によると、フィリピンの東にある熱帯低気圧が12時間以内に台風に変わる見込み。発生すれば台風21号になる。今後の予想進路や日本への影響について気象庁や米軍合同台風警報センター(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センターの見方をまとめた。

気象庁の進路予想

写真を拡大 台風21号に変わるとみられる熱帯低気圧の予想経路図=2025年10月12日午前6時の実況(気象庁HP引用)

 台風21号に変わるとみられる熱帯低気圧は10月2日午前6時現在、フィリピンの東を西に進んでいる。2日午後6時にはフィリピンの東で台風に変わっているとみられ、中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速は25メートルの見込み。

 気象庁の進路予想を見ると台風に変わった後は西北西に進み続け、3日にもフィリピンに上陸する恐れがある。同日午前6時時点の中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速23メートル、最大瞬間風速は35メートルの見込み。まだ予想には幅があるが5日には強い台風に発達、6日午前3時にはトンキン湾まで進んでいるとみられ中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速25メートル、最大瞬間風速は35メートルの見込み。

 気象庁の10月2日午前3時点の予報によると、日本で風速25メートル以上の暴風域に巻き込まれる可能性があるエリアは5日先までなく、直接的な影響はなさそうだ。

米軍の見方

写真を拡大 JTWCによる台風20号の予想進路図(JTWCより引用)。通過時間は、Zを単位とする数字。日本時間は9を足した時間。KTSは中心付近の最大風速を表す。単位はノット(約 0.514m/s)

 米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予想によると、台風21号に変わるとみられる熱帯低気圧は北西に進み、3日ごろにかけフィリピンに上陸するとみている。フィリピン付近に接近前の3日午前3時ごろの中心付近の最大風速は28メートル程度。日本で強風域に入る可能性があるエリアはなさそうだ。

中心付近の最大風速 10月2日午前3時:18メートル 10月2日午後3時:23メートル 10月3日午前3時:28メートル 10月3日午後3時:13メートル 10月4日午前3時:31メートル 10月5日午前3時:39メートル 10月6日午前3時:31メートル

10月7日午前3時:10メートル

ヨーロッパ中期予報センターの見方

 リアルタイムの気象情報を提供するチェコの企業「ウィンディ・ドットコム」では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって提供された解析気象データを基に台風の5日先までの動きを、アニメーションを使い視覚的に分かりやすく知ることができる。画面左下の「▷」ボタンを押すと、台風の動きが再生される。


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