プーチン氏「和平チャンスある」、米担当者がモスクワとキーウ訪問へ(ロイター)
Vladimir Soldatkin [ウラジオストク(ロシア) 3日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は3日、極東ウラジオストクで開催されている国際経済会議「東方経済フォーラム」で、ウクライナ戦争終結に向けた和平合意の可能性はあると表明した。一方、 ウクライナのゼレンスキー大統領は、合意の仲介を試みている米国の交渉担当者が近くモスクワとキーウの両方を訪問すると明らかにした。 プーチン氏は、米国や中国を含む多くの国が和平合意を支援する用意があるとし、「この問題は最終的には紛争当事国であるロシアとウクライナによって解決される必要がある。合意に向けて貢献しようとしている全ての人々に感謝している。チャンスはあるか。私の見解では、イエスだ」と述べた。一方で、ウクライナによる船舶攻撃やロシア領空が安全でないとする主張で、協議再開は一段と困難になったとの認識も示した。 ゼレンスキー氏は毎晩のビデオ演説で、米交渉団の訪問日程が暫定的に決まったと表明。「われわれはここキーウで米国の交渉担当者と会えることを期待している」と述べた。 「モスクワとキーウで彼らとの会談が行われる。数日中に会談が行われると見込んでいる。これは非常に重要だ。米国が引き続き積極的に関与し続けることが重要だ」とした。 ワシントンでは、 トランプ米大統領が、戦争の終結を望んでいるとコメント。3日に放送されたGBニュースとのインタビューで「ただこの戦争が終わることを望んでいる。実現すると思う」と語った。 これに先立ち、ウクライナのシビハ外相はキーウで記者団に対し、「和平努力に現在、新たな展開が生まれると考えている。世界各地の首都で、政治・外交面での積極的な関与が再び活発化する局面が戻ってくる」と指摘。「ニュースに注目してほしい」と述べた。 ただ、プーチン氏はウクライナによる民間商船への攻撃や「報じられている民間航空機への攻撃の脅威」は「国家テロ行為」であり、「二国間の和平協議の先行きを複雑にしている」と指摘した。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、同国のドローン(無人機)の展開によってロシア領空は事実上閉鎖されていると主張。シビハ外相は2日、国際民間航空機関(ICAO)に対し、ロシア領空は安全ではないとして閉鎖を正式に通知したと明らかにした。 プーチン氏は、ウクライナ和平の仲介を模索しているトランプ米政権とは意思疎通を続けていると説明。「米国との全面的な関係修復を志向している。しかし、これはわれわれだけで決まるものではなく、米国次第だ。私が理解し、感じ、観察している限りでは、トランプ氏は前向きで建設的な関与にコミットしている」と述べた。 ウクライナとの接触は依然として続いていると表明。ただ「ウクライナの最高指導部から最近聞かれる発言を踏まえると、こうした接触がどの程度和平合意につながるのか、現時点で言うのは難しい」とした上で、「接触はあり継続的に続いている。繰り返すが、主に情報機関のルートを通じてだ」と述べた。