シャボン玉が出るカメラで撮る :: デイリーポータルZ
電動一眼レフバブルという名前がついているが、つまりカメラ型の電動シャボン玉装置だ。
面白半分で買ったのだが、カメラの造形がしっかりしていて、手に持ったときの収まり具合に笑ってしまった。やたらとしっくりくる。
レンズフード付き(ただしうまくはまらない)
レンズの焦点距離っぽい書きかた。9mmはすごいな
付属のシャボン玉液をレンズキャップ(レンズフード一体型)に注いで
レンズをぴちょぴちょと浸す
このあたり、あまり一眼レフでは見ない動きである。そしてシャッターを押す。
ブオー
モーター音とともにシャボン玉が吹き出す。シャボン液がなくなるまで2秒ぐらいなので、ちょうど連射モードで撮ってるような雰囲気である。
昔のマンガに出てくるカメラマンみたいな服装をしても
出てくるのはシャボン玉(風ですぐ飛ばされる)
さて、これだけだとおもしろいおもちゃを買った話である。だが、ここまで本格的な形をしていると、このマシーンで本当に写真を撮りたくなった。 これで写真を撮れたら、シャボン玉に喜んでいる人が撮れるのだ。なんてイカしたカメラだと思わないかい?
翻訳小説みたいに書いてしまった。
カメラの上にカメラをつける
一眼レフバブルのレンズ部分の上にアクションカメラをくくりつけた。本体上にストロボなどをつけるためのシューがあるが、さすがにそれはダミーで使えなかった。
面ファスナー付きのテープで固定する
土台のレンズ部分がまるいので練り消しのようなものを土台にした。でも、なくてもいいかもしれないし、これを見て真似する人もいないだろうから忘れていい。
完成
撮れた写真
予想以上にシャボン玉が多くて被写体が隠れる。でも笑っているのはなんとなく分かるのでイカしたカメラ完成である。
エモいのも撮れた
シャボン玉ではなく西日のせいかもしれない。
夢のような写真が撮れる
対象が人だとうっかりエモーショナルな写真になってしまって照れる。だが、逆に言えばこれならばどうでもいいものもエモくなるかもしれない。
前カゴにごみが入っている自転車もエモく
エモーショナル!横断歩道
エモ石
エモ木
木や石などの自然物にシャボン玉を重ねると、そこから泡が出ているように見えておどろおどろしくなる。山奥でシャボン玉が出てる石があったら逃げる。
これはシャボン玉カメラを持ってる人を撮った写真。
被写体とカメラのあいだにシャボン玉があればいいということかもっしれない。