広島 九回の奇襲に対応したバッテリーに新井監督「冷静だった」「きょうはザキでしょ」と中崎の火消しを絶賛【一問一答】
「中日1-2広島」(28日、バンテリンドーム)
広島が競り勝って再び貯金1とした。
1点を追う六回に、小園が逆転の2点適時三塁打。先発・玉村は六回途中で降板するも自己最多に並ぶ4勝目をマークした。後を受けた2番手・中崎は無死一、二塁を無失点で切り抜け、見事な火消しを見せた。九回は2死一、三塁で中日が重盗を仕掛けるも、広島・ハーンは捕手・石原の声に気づいて本塁に送球し、1点差を守り抜いた。試合後の新井貴浩監督(48)の一問一答は以下の通り。
-最後は冷静に。
「そやね。テイラー(ハーン)もコイシ(石原)も冷静だったと思います。(相手は)以前にもそういうプレーをしていたと思うので、頭に入っていたと思うし、冷静にプレーしてくれたなと思います」
-リリーフが踏ん張った。
「いやあ、もうきょうはザキ(中崎)でしょ。無死一、二塁から行ってゼロで帰ってくるわけだから。あそこはザキの経験とコントロール、バッターとの駆け引きもできる投手だから。すごいピッチングをしてくれましたね」
-同点は覚悟。
「ああなったらもう、同点で帰ってきてくれたら万々歳の場面だったから。そこをゼロで帰ってくるんだから、あれはもう本当にすごいピッチングだったと思います。素晴らしい」
-玉村は攻撃で2打席続けて犠打失敗。
「自分を助けるためにもしっかり決めてもらいたいと思います。しっかり練習してもらいたい。粘りながら投げていたと思うけど反省点もあったと思う、投げる方もね。本人もどこかは分かっていると思うから。またそこをしっかり反省した上で次の登板に備えてもらいたい」
-小園が決めた。
「ねえ。本当に勝負強い打者だけどね。期待して見ていましたよ」
-栗林について。
「(27日は)疲労だということだった。ピッチングコーチとトレーナーに確認したら、大丈夫ですってことだったので」
-試合前のメンバー表交換時に審判団と話し込んでいた。
「27日の羽月のけん制死について。基本的に守備妨害とかはリクエスト対象じゃない。だけど、自分はボスラーの足がベースの走路を塞いでタッチしてるって見えたので、リクエスト後に確認した。『確認で、いいですか』と。そこも込みで確認しましたと27日に(返答が)返ってきたんで。それについての説明」
(続けて)
「(審判からは)『走塁妨害とかに関してはリクエストの対象じゃないから、できないと。そこもちゃんと見ていって自分たちの目で見て、もし走路に入った場合は、走塁妨害を取ります』という説明だった」