9000対応で256GBメモリー搭載可能なクリエイター向けマザーボードなら見せるPCがもっと楽しくなる (1/5)

 PC内部を見渡せるピラーレスデザインのPCケースと相性抜群で、PCコーディネートのひとつとして定着した真っ白デザインに、原点回帰として再び定番となっているシックな漆黒デザイン。そして昨今来ているのが、天然木材を採用した木目デザインのPCケースだ。

 PCケース前面に木製パネルを採用することで、木の温もりを感じさせるFractal Design「North」シリーズをはじめ、一部に木材を配したデザインのPCケースなど、その選択肢は続々と増加している。

 そのうえ、PCケースだけでなく、木目デザインのPCパーツが増加中。白色、黒色でのコーディネートに続いて、木目コーディネートが流行の兆しを見せている。

 この木目コーディネートに最適なマザーボードなのが、今回紹介するモダンシックスタイルのGIGABYTE「AERO X3D WOOD」シリーズとなる。クリエイター向けのSocket AM5マザーボードで、ベースが白色の「X870E AERO X3D WOOD」と、カラーバリエーションモデルで黒色ベースとなる「X870E AERO X3D DARK WOOD」が用意されている。

木目パネルと、室内に溶け込む自然光をイメージしたという柔らかなLEDギミックが合わさった「X870E AERO X3D WOOD」と「X870E AERO X3D DARK WOOD」。チップセットにAMD X870Eを採用したクリエイター向けのハイエンドマザーボード

リアインターフェースのカバーとM.2ヒートシンク(オーディオ回路部カバー)の一部に木材パネルを採用する(写真はX870E AERO X3D DARK WOOD)

木目&漆黒のモダンシックなPCを組もう

 この漆黒に木目パネルが配された「X870E AERO X3D DARK WOOD」をベースに、木目調パーツでコーディネートすると、こんな感じのモダンシックな1台を組めるのだ。

木材による自然さと柔らかさを感じさせる木目PCの完成だ

漆黒の「X870E AERO X3D DARK WOOD」。木目パネルはあまり目立たないが、M.2ヒートシンクの丸凸金具とレザープルタブといったワンポイントが良いアクセントになっている

リアインターフェースカバーの木目パネル側には、LEDギミックを内蔵。自然光をイメージした柔らかな発光だ

マザーボード下部のヒートシンク部にもLEDギミックを内蔵。下部と左右側面の下側がうっすらと発光(明るさ最大設定)する

2ヵ所の内蔵LEDは単色発光となる。「GIGABYTE CONTROL CENTER」の「RGB Fusion」から、「パルス」「点滅」といった発光パターンと明るさの設定ができる

PCケースには、フロントやトップのフレームに木目パネルを配したLIAN LI「LANCOOL 217」を組み合わせた

CPUクーラーは上面に木目調のカバーを採用した「AK620 G2」だ。デュアルヒートシンク&ファンで、最大TDP300Wの冷却性能を備えている

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 ストレージのメインとなるM.2拡張スロットは4基備えている。動作は搭載CPUで変化し、Ryzen 7000/9000シリーズを組み合わせた際は2基のPCIe5.0×4(内1基はUSB4コントローラーと帯域幅を共有)と、2基のPCIe4.0×4動作に対応する。高騰が続いているM.2 SSDだけに、必要に応じて増設できるのはうれしいポイントになる。

 メインのPCIe5.0×4 M.2拡張スロット(M2A_CPU)装備のM.2ヒートシンクも注目ポイント。デザイン、冷却面に加え、着脱のしやすさといった点も秀逸だ。

メインM.2拡張スロット装備のM.2ヒートシンク。電源回路ヒートシンクと一体となったデザインが良い

メインM.2ヒートシンク後部には、オレンジブラウン色の丸凸金具とレザープルタブが備わっている。高級感が増すアクセントとなっている

ヒートシンクとM.2 SSDの着脱はツールレスでスムーズに行なえる独自のギミックが採用されている。強力マグネットで、ヒートシンク装着時の位置合わせも楽々できる

メインストレージ向けのM2A_CPUは、M.2 SSDを裏面からも放熱する裏面冷却用ヒートシンクを備える

基板下部には、大型ヒートシンクを装備する

下部の大型ヒートシンクにも、丸凸金具とレザープルタブが備わっている

大型M.2ヒートシンク部には、1基のPCIe5.0×4と2基のPCIe4.0×4に対応するM.2拡張スロットを配置する

大型M.2ヒートシンクとM.2 SSDは、ツールレスで着脱できる。ヒートシンクの固定にマグネットが採用されている点は同じだ

大型M.2ヒートシンクの表裏面。3基のM.2 SSDをしっかりと冷却する

チップセット用ヒートシンクは、別に搭載されている。丸穴部の基板にはLEDが組み込まれている

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 GIGABYTE「X870E AERO X3D DARK WOOD」を使った木目コーディネートPCのイメージを掴んだあとは、そのスペックや使い勝手、組みやすさといったマザーボード選びのチェックポイントを確認していこう。

「X870E AERO X3D DARK WOOD」。シックな黒色ベースに、木目パネルなどのアクセントを配したデザインが良い

ハイエンドモデルとあって、マザーボードの裏面には、各部の放熱を助けるとともに、基板の歪みを抑えるバックプレートを装備する

ちなみに「X870E AERO X3D DARK WOOD」のパッケージは、「X870E AERO X3D WOOD」とは違った黒色ベースとなっている

リアインターフェース部の木目パネル。パネルは黒色に合わせて、落ち着いた色合いのダークウッドになる

マザーボード下部にも木目パネルを装備。3基のM.2拡張スロットを覆うM.2ヒートシンクと一体化している

リアインターフェース側の電源回路ヒートシンクには、「AERO」ロゴが描かれたアクリルパネルを搭載。暖色系LEDで柔らかく発光する

 CPUのパフォーマンスを安定して引き出すのに大事な電源回路は、安心の堅牢設計となっている。構成は60A対応DrMOSを用いた計20フェーズを搭載し、32スレッドCPUのRyzen 9シリーズを余裕で動かせる。

ハイエンドCPUを安心して運用できる16+2+2フェーズの電源回路を搭載する

電源回路ヒートシンクは、放熱面積を増やす凹凸のある構造を採用。CPUソケット周りに対して風の流れが少ない簡易水冷CPUクーラーを搭載した時も、効率良く放熱する

CPUの電源コネクターは、8ピン×2になる

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 ネットワークは最大5ギガビットの通信速度に対応する有線LAN×2ポートに、次世代無線規格となるWi-Fi 7 320MHzに対応とスキのない仕様だ。

 そのほかRyzen内蔵GPUからの出力(3840×2160ドット@240Hz)を可能にするUSB4ポート、ゲームサウンドとハイレゾ楽曲を楽しめる定番オーディオチップRealtek「ALC1220」などを搭載している。

 不足は感じず、長く使い続けられること間違いなしのスペックと言えるだろう。

リアインターフェース。2ポートの有線LANや、映像出力対応のUSB4ポートなど、幅広い要望に答えられる仕様となっている

無線LANはWi-Fi 7に対応する。そのうえ、AMD環境では貴重となる320MHz動作に対応している点も大きな魅力だ

最適なアンテナ向きを調べられる「GIGABYTE CONTROL CENTER」「Wi-Fi Compass」に対応。無線LAN導入時に非常に便利な機能となる

ビデオカード向けのPCIe5.0×16拡張スロット。ステンレシシールド仕様で静電気の発生を抑えるとともに剛性を高めた「Ultra Durable PCIe Armor」を採用

ビデオカードの固定を、ボタンプッシュでサクッと行なえる「PCIe EZ-Latch Plus」を備えている。頻繁には使わないが、あるとないとでは雲泥の差を感じる

10ギガビットや4Kキャプチャーなどの拡張カードも安心

 クリエイター向けとあって拡張スロットには、2基のPCI Express×16形状スロットを装備している。そのうえスロットの帯域幅は、最大PCIe5.0×8とPCIe4.0×4に対応と、高帯域幅が必要となるPCIe拡張カードの搭載をしっかりとフォローしている。

マザーボード下部には2基のPCI Express×16形状スロットを装備。Ryzen 7000/9000シリーズ搭載時は、PCIe5.0×8とPCIe4.0×4動作に対応する

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 そのほか、さまざまなPCに対応できる機能を備えている。具体的には、DDR5-9000、256GBに対応するメモリースロットや、豊富なPWMファンコネクターと使い勝手良好なファン制御ソフトウェア「FAN Control」、Ryzen X3Dシリーズのパフォーマンスを最大限に引き出すGIGABYTE独自機能「X3D Turbo Mode 2」、PCケース内部に設置するディスプレーに使えるHDMIポートの装備などだ。

4基のメモリースロットを装備。最大64GB×4枚のメモリーを搭載できる。DDR5-9000仕様のオーバークロックメモリーに対応しているのもポイント

計8基のPWMファンコネクターを装備。メモリースロット上部には、CPUクーラー向けに3基搭載している。また、動作状況確認用のLEDなども用意されている

使いやすいファンコントローラー「FAN Control」。3種類のプリセット設定がある

手動では、温度測定点として電源回路やチップセットなどの温度センサーを選べるなど、細かく設定できる。使いやすさは秀逸、この点だけでも欲しくなるレベル

基板上に内蔵GPUからのHDMI出力端子を装備。MODディスプレーをPCケース内に配置するなど使い方はいろいろ

一部のコネクターは基板から横出しとなっている。ケーブルの取り回しをキレイにできるうえ、組み易さもアップする

BIOS(UEFI)画面。各種ボタンもダークウッドの木目調になっているほか、オン/オフスイッチ部もブラウン系色が採用されている。”X3D WOOD”ならではのカラーデザインは所有欲が満たされる

BIOS(UEFI)にある独自機能「X3D Turbo Mode 2」の設定。木目調ボタンが映える

再起動が必要だが、Windows上からも動作モードを変更できる。用途に合わせてのモードはスムーズにできる

ファンコントロールもBIOS(UEFI)から詳細に設定できるようになっている。PC起動と同時に静音動作を実現できるのが良い

詳細に設定できる「ADVANCED MODE」の画面。CPUのオーバークロックや、メモリー動作のカスタマイズなど、いろいろとカスタマイズできる

デフォルトは英語表示だが、右上の地球儀アイコンから、簡単に日本語表示に切り替え可能だ

木目コーディネートだけでなく推したいマザーボードだ

 スペック、デザイン面ともに文句の出ない仕上がりの1枚となっているGIGABYTE「X870E AERO X3D DARK WOOD」。漆黒で組むなら、他の選択肢も豊富にあるが、X3D DARK WOODならではの光沢のないシンプルな黒色に自然光をイメージしたライティングが加わり、かなり好印象となる。

 シックなデザインかつ将来性に不安を感じないスペックと拡張性は、いまオススメと断言できるハイエンドマザーボードだ。価格は、AMD X870Eを採用かつ高スペック&機能とあって6万7000円前後となるが、この春夏に長期間使えるハイエンドなPCを組もうと考えている人は、選択肢のひとつとして是非とも検討してほしい1枚だ。

 

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