【今なら買える】ゲオで買った「ポータブルゲーム機」がカオス過ぎて引いた / 118種類のゲーム内蔵で1628円!
118種類のゲームが内蔵されたポータブルゲーム機をGEO(ゲオ)で購入した。約1年半前にゲオで118種類のオリジナルゲーム内蔵 & ファミコンカセットでも遊べる「レトロゲームコンピューター」で遊んだが、今回は携帯版である。
商品名は「GC GAME COMPUTER Portable」で価格はなんと1628円。1000円台で手に入るポータブルゲーム機の実力はいかに……さっそく遊んでみたので詳しくレポートしたい!
・118種類のゲーム
箱には「いつでも、どこでもゲームを楽しもう」と書いてあった。妙に最新ガジェット風である……もしかしてiPhoneのようなオシャレさを演出しているのだろうか。なお、特徴は「118種ゲーム内蔵」「カラー液晶」「サウンド調整」とのこと。
中には本体と説明書が入っていて、単4電池を3本入れればすぐに遊べるらしい。
説明書にはボタン操作等の解説の他、全118種類のゲームタイトルが写真付きで載っている。んで、どうやら見覚えのあるゲームがいくつかあるようだ……
たとえば「MATCHSTICK MAN」は、約3年前にAmazonで購入した怪しいゲーム機で遊んだ記憶がある。
たしか最初のステージで敵にボコボコにされた因縁の格闘ゲームだ。ナメてかかったら地面にビタンビタンと叩きつけられ、トラウマになるレベルの敗北を喫した……よみがえる悪夢。
まさかここで再会することになるとは……これはもうリベンジするしかないだろう。
ほかに気になったのは、怪しげなシューティングゲーム「FLYING BULLET」や、シンプルすぎて逆に面白そうな「BASKETBALL」あたりだろうか。
やはりレトロゲームの説明はシンプルなのが1番いい。「APPLES JACK」の「りんごを集めていくゲーム」なんて短かすぎて潔い。ゲームに慣れていない私でも楽しめそうだ。
一方で「DEAL OR NO DEAL」のように「最初に1つケースを選びます。その中の金額があなたがもらえる金額ですが……」と永遠に説明が続くタイプは、読むだけで「ちょっともう無理」となってしまう。
とにかく収録されているのは個性あふれるゲームばかり。遊んでいれば、誰でも1つや2つくらいはお気に入りのタイトルに出会えるだろう。そういう発見も、このポータブル機の楽しさの1つだと言える。
・ゲームスタート
さて、電池をセットしてスイッチを入れると……「118 IN 1」なるタイトルロゴが表示された。そして流れ出したのは、懐かしい電子音のBGM。
温泉旅館の古びたゲームコーナーみたいなミュージックが絶妙にノスタルジックさを演出している。イイ……これは胸が高鳴る!
・リベンジ
まずは3年前のリベンジを果たすべく「MATCHSTICK MAN」をプレイすることにした。
当時の私は無力だった……だが今は違う。あの頃とは比べものにならないほど強くなった姿を敵に見せつける時が来たようだ。ナメんなよ。震えやがれ。
と、気合い十分で挑んだものの……
全然勝てねェェェエエエエエエ!
開始5秒でトラウマがよみがえった。敵の攻撃が容赦なさすぎて引くレベル。一体誰が勝てるんだよ……気を取り直して別のゲームをやることにした。
・気を取り直して遊ぶ
「FLYING BULLET」は弾を撃って敵を倒すシューティングゲームだ。
プレイヤーはガンマンとなり、ステージ上に配置されたオジサンを狙い撃つ。持ち玉は3発だけ。全員を倒せばクリアだ。シンプルながら意外と頭も使う。
最大の特徴は、オジサンが弾に当たった瞬間「ウァァアアアアアア!」と叫びながら消滅するところ。撃ってはいけないものを撃っているような感覚を覚える。やや残酷だがクセになるゲームだった。
ただ1番ハマったのは、やはり「BASKETBALL」。シュートのタイミングさえつかめば誰でも楽しめるゲームだ。
10秒以内にゴールを決めれば、カウントダウンがリセットされて延長戦に突入するルール。つまり理論上は永遠に遊べる仕組みである。無心になってリングにボールを放ち続ける感覚が心地よい。個人的にはバスケが1番アタリ。
りんごを集める「APPLES JACK」はスーパーマリオとインベーダーをミックスしたようなゲームだった。
ジャンプでりんごを取りに行くのだが……空中に見えない壁があって跳ね返され、インベーダーに当たってゲームオーバーという理不尽仕様。これぞ中華レトロゲームの真骨頂と言っていいだろう。期待外れもいいところである。
・残り100本以上
それでもまあなんだかんだ言いつつ楽しむことができた。今回紹介したのはほんの一部で、残り100本以上のゲームがまだ眠っていると思うと震える。1628円でこのボリュームなら十分すぎるほど元は取れるだろう。
そんなわけで、レトロゲームが好きな方はもちろん、とにかく暇で仕方がない方にもオススメだ。興味があれば最寄りのゲオで探してみてくれよな!
執筆:砂子間正貫 Photo:RocketNews24.