16戦闘機がバルカン砲とミサイルで敵ドローンを撃墜する動画(JSF)
ウクライナ空軍のF-16戦闘機がロシア軍のシャヘド136自爆無人機を撃墜する動画が報告されています。F-16はバルカン砲(20mm回転式機関砲)と空対空ミサイルを使用していました。
ウクライナ空軍F-16戦闘機:バルカン砲
- 0分:05秒:シャヘド136が見え始める
- 0分:12秒:シャヘド136が爆発四散する
- 0分:14秒:ブゥゥゥンという音(バルカン砲の射撃音)
- 0分:15秒:F-16が見え始める
※遠くの撮影場所には音は遅れて届くため、シャヘド136が撃墜された後にF-16のバルカン砲の射撃音が遅れて聞こえて来る。
※ウクライナ空軍司令部も公式Facebookでこの動画を紹介(出典)、ただし撮影者は不明。2026年2月8日の投稿。
F-16戦闘機のバルカン砲の射撃時の工夫
シャヘド136の進行方向と比較すると、F-16は斜めの方向から現れています。つまりF-16は敢えて目標のシャヘド136の真後ろに付いておらず、進行方向の横合いからバルカン砲を射撃したことになります。もしも目標のピッタリ真後ろに付いて接近して射撃すると、撃墜時の爆発で生じた破片を自機が被弾して事故になる危険性があります。そこでこのF-16パイロットは目標の撃墜時に破片が流れる方向からズラした位置に自機を置くという、注意深い手順を行っていることが見て取れます。ただし目標の進行方向に対して斜めから射撃することは真後ろに付いて射撃するよりも当てるのが難しく、より高度な技量が要求されます。また射撃時間は非常に短いことが分かります。
F-16戦闘機とシャヘド136自爆無人機の進行方向
SNS投稿よりウクライナ空軍F-16戦闘機のバルカン砲射撃。進行方向の説明書きは筆者が追記。F-16によるシャヘド136に対する射撃は見えている範囲よりもっと遠くから行われいます。またF-16はシャヘド136の撃墜を確認すると同時に爆発点から距離を取るべく旋回を実施している可能性も高いでしょう。しかしもしもF-16が目標のシャヘド136の真後ろに付いて射撃した場合にその後に旋回を行うと、このように進行方向が交差するような動きにはなりません。
ウクライナ空軍F-16戦闘機:空対空ミサイル
- 0分:00秒:F-16が見えている
- 0分:08秒:F-16が旋回中
- 0分:12秒:F-16が空対空ミサイルを発射
- 0分:16秒:ミサイルが命中しシャヘド136を撃墜
※報告ではF-16戦闘機が発射したのはAIM-120AMRAAM中距離空対空ミサイルだったとあるが、事実かどうかはっきり分からない。AIM-7スパロー中距離空対空ミサイルやAIM-9サイドワインダー短距離空対空ミサイルだった可能性もある。
※ウクライナ空軍司令部も公式Facebookでこの動画を紹介(出典)、ただし撮影者は不明。2026年2月13日の投稿。
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