「葬送のフリーレン」種﨑敦美が竹達彩奈のアウラだからできた演技、「容赦なくいけた」(イベントレポート)

山田鐘人アベツカサ原作によるTVアニメ「葬送のフリーレン」のアニメ放送2周年記念上映イベントが、本日9月26日に東京・TOHO シネマズ六本木ヒルズで行われ、フリーレン役の種﨑敦美、フェルン役の市ノ瀬加那、シュタルク役の小林千晃が登壇した。

フリーレンがフェルンを見つめるシーンに種﨑敦美「私は泣いてしまう」

上映前の劇場に登場した種﨑は、アニメの2周年をアピールするように2本の指を立てる。観客が拍手を送る中、イベントはスタートした。フリーレンたちの旅路を第1章から第5章に分けて劇場公開する「【第1期振り返り特別上映~旅の記憶~】」。大きなスクリーンで観たいシーンを尋ねられた種﨑は、フリーレンとフリーレンの複製体とのシーンだと語る。立て続けに一級魔法使い選抜試験に登場したキャラクターたち全員、特にリヒターが好きなのだと明かし、リヒターとラヴィーネの共闘シーンも加えた。作品への思いが止まらない種﨑は、さらに第26話「魔法の高み」も挙げ、「フリーレンがフェルンを見てるんだなっていうシーンがあって。そこを観ると私は泣いてしまうんですけど」と興奮気味に伝える。

市ノ瀬は最近第1期の第1話を見返したそうで、「フェルン小さい!って、胸がキューってなりました」と話し、フェルンの成長に思いを巡らせる。また大画面で観たいシーンは、フェルンとシュタルクのダンスシーンなのだと答え、これから鑑賞する観客たちを羨んだ。一方小林は好きなキャラクターがザインであると話す。観たいシーンには第15話「厄介事の匂い」で眠ってしまった仲間を救おうと奮闘するザインのシーンを挙げ、ザイン役・中村悠一がアフレコする姿を回想した。

竹達彩奈演じるアウラが生意気だったからこそできた演技

10月11日に行われる「断頭台のアウラ編」の舞台挨拶に、アウラ役・竹達彩奈が登壇することが発表されると、共演シーンの少なかった小林が「生ゼリフ聴きたい!」と声を上げる。種﨑は竹達とのアフレコで、役どころを考慮してあえてあまり竹達と会話はしなかったのだそう。竹達への思いを「生意気なアウラさんでいてくださったから、こちらも容赦なくいけたところがあって。お礼とともに、いろいろ伝えたい、聞きたいです」と述べた。また7月にアメリカ・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2025」のステージイベントに話題が移ると、イベントに出演した小林は現地のファンの熱量を振り返る。「『葬送のフリーレン』が日本を飛び出して、世界中で愛されているんだと実感できて、すごくうれしかったですね」と笑顔を見せた。

アフレコ現場ではこれまでそれぞれの座り位置が定まっていなかったところ、第2期からは小林の声かけにより種﨑が真ん中に座るようになったのだとか。通常は主演が中央に座ることが多い中、第1期は勇者パーティとの収録から始まったため、真ん中に座ることをためらったと明かす種﨑。「2人して“端っこ行きがち俗”なので」と種﨑に同意する市ノ瀬も、キャスト陣の近くに来るように小林が声をかけたそうで、現場では小林がコミュニケーションの中心となっているようだ。

「葬送のフリーレン」は劇場上映にふさわしいアニメ

イベントが終了に近づくと、小林は「“フリーレン愛”に溢れているスタッフさん方のもとで、すごくいいものが作られていっております」と第2期への自信を見せる。続く市ノ瀬は「『葬送のフリーレン』のお話を、こうやって皆さんと共有する時間があって、すごく幸せでした」と観客に視線を送った。最後に種﨑は第1期を改めて絶賛し、劇場上映にふさわしいアニメであることを強調。そして「第2期はこの3人(フリーレン、フェルン、シュタルク)がメインのお話が多いのかなと思いますので、もしかしたら第1期とは違う空気もあるかもしれないんですけど、その違いも楽しんでいただけたらうれしいなって思います」と第2期をアピールした。

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TVアニメ「葬送のフリーレン」第2期

日本テレビ系全国30局ネット:2026年1月16日(金)より毎週金曜23:00~

スタッフ

原作:山田鐘人アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)監督:北川朋哉副監督:原科大樹監督協力:斎藤圭一郎シリーズ構成・脚本:鈴木智尋キャラクターデザイン:高瀬丸、小嶋慶祐、藤中友里コンセプトアート:吉岡誠子デザインワークス:小橋弘侑、原野瑠奈、瀬口泉、原科大樹美術監督:高木佐和子美術設定:杉山晋史色彩設計:大野春恵3DCG ディレクター:今垣佳奈撮影監督:伏原あかね編集:木村佳史子音響監督:はたしょう二音楽:Evan Call

アニメーション制作:マッドハウス


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