米印、関税大幅引き下げに向けた貿易合意が目前-ロ産原油購入削減も

Nasreen Seria

  • 米国、対インド関税を50%から15-16%に引き下げる可能性-ミント紙
  • 米印両首脳がASEAN首脳会議に合わせて今月会談する際に発表も

インドと米国が貿易合意に近づいていると、インド紙ミントが事情に詳しい匿名の関係者3人の話として報じた。米国がインドの輸出品に課している関税率を現行の約50%から15-16%に引き下げる可能性があるという。

  報道によると、インド政府はロシア産原油の輸入を段階的に削減することや、米国産の非遺伝子組み換えトウモロコシおよび大豆ミールの輸入拡大を認める方向で合意する可能性がある。合意はトランプ大統領とインドのモディ首相がマレーシアで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に合わせて会談する際に発表される可能性があるという。

  ASEAN首脳会議は10月26-28日にクアラルンプールで開催される予定。

  インドのゴヤル商工相や他の政府関係者はミント紙の問い合わせに応じなかった。一方、インドの米国大使館はコメントを米通商代表部(USTR)に委ねた。

  トランプ氏は21日、インドがロシア産原油の購入を段階的に縮小すると強調し、この問題についてインドのモディ氏と2週連続で直接協議したと述べた

原題:US May Cut India Tariff Rate to 15-16% in Trade Deal, Mint Says(抜粋)

— 取材協力 Zoe Ma

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