米7月CB消費者信頼感指数97.2にやや上昇、雇用巡る見方は4年半ぶり低水準

コンファレンス・ボード(CB)が29日発表した7月の消費者信頼感指数は97.2と、前月の95.2(上方改定)から2.0ポイント上昇した。ニューヨーク市で15日撮影(2025年 ロイターS/Jeenah Moon)

[ワシントン 29日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が29日発表した7月の消費者信頼感指数は97.2と、前月の95.2(上方改定)から2.0ポイント上昇した。ただ、雇用機会に対する見方は約4年半ぶりの低水準となり、米国の労働市場が減速している可能性が改めて示された。

ロイターがまとめた消費者信頼感指数のエコノミスト予想は95.0。6月は当初93.0と発表されていた。

CBのグローバル指標担当上級エコノミスト、ステファニー・ギシャール氏は「先行きに対する悲観的な見方がやや後退し、全体的な信頼感はわずかに改善した」と指摘。ただ「消費者の雇用機会に対する見方は7カ月連続で悪化し、2021年3月以来の水準に低下した」と述べた。

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