宮舘涼太「火喰鳥を、喰う」で挑戦した眉毛の演技と長ゼリフ、クランクインで味わった気持ちは(会見レポート / 写真15枚)
宮舘涼太(Snow Man)が水上恒司、山下美月、森田望智、豊田裕大、本木克英監督とともに本日8月19日に東京都内で行われた映画「火喰鳥を、喰う」の完成披露試写会に浴衣姿で出席した。
胡散臭さと説得力の塩梅
10月3日公開の「火喰鳥を、喰う」は原浩による同名小説をもとにした映画。信州で暮らす久喜夫婦のもとに届いた先祖の日記をきっかけに、夫婦の周囲で不可解な出来事が起こるミステリーホラーとなっている。
映画の主題歌であるマカロニえんぴつ「化け物」が流れると、緞帳が開いてキャストと監督が登場。超常現象の専門家・北斗総一郎を演じる宮舘は挨拶の順番になると「シャッターチャンスです」と手を広げて自身をアピールし、「短い時間ですが、よろしくお願いします」と集まった観客に向けて頭を下げた。宮舘は北斗という役と向き合い、「あんまり自分から言うことはないんですけど、すごく難しい役でしたね」とコメント。「皆様の2週間後にクランクインさせていただいたんですね。できあがってるチームの中にインさせていただいたので、夏休み明けの転校生のような気持ちでした」と言いつつ、1歩前に出て「ここ笑うところです!」と声を張り上げた。そして、クセの強い北斗というキャラクターについて、水上が「北斗の胡散臭さと説得力の塩梅って難しいと思うんですよね。舘さんが作り上げた北斗が正解でしかない」と言うと、宮舘は「胡散臭さと説得力を出すために眉毛の演技にも挑戦しています」と自身の眉毛を指差した。
家での様子をやりましょうか
またクランクインの日に撮影したというカフェのシーンについて、宮舘は「長ゼリフだったんですけど、監督に『ひと回しでやらせてください』とオーダーしました」と自身の挑戦を振り返る。森田から「なんでひと回しで撮影されたんですか?」と聞かれると、「質問ありがとうございます。今回、僕は音でセリフを覚えるようにしていて『ここは強調して言いたいな』という希望があったので、それが伝わるようにひと回しで撮らせてくださいとお願いしました」とこだわりを明かす。本木監督からは「どうやってあんなに難しいセリフを覚えたんですか?」と質問され、「家での様子をやりましょうか。台本を持ってセリフを言いながら歩き回るんですよね。現場からは以上です」とその場で実演しながら説明した。
本物のわさびの定義
映画のキャッチコピー「この恐怖、ビミナリ」にちなんでキャストは“美味なり”と思うエピソードを発表していく。宮舘は「わさび」と書いたフリップを見せながら、「ご縁なのかなと思ったことがありまして。この映画は長野県で撮影させていただいたんですけど、ホントに好きなわさびが長野県にありまして、いつもお取り寄せをしてたんですよ。お刺身にもお肉にもつけて食べますし、何よりいっぱいつけても辛くないわさびなんですよね。辛くないのって本物のわさびだと思いませんか?」と登壇者たちに問いかける。しばしの沈黙のあと、山下が「そう思います!」と返すと、宮舘は「現場からは以上です」と満足げに笑った。
最後には舞台上に大きなヒクイドリのオブジェが登場。精巧に作られたヒクイドリをまじまじと見つめた水上は「どこにお金かけてるんですか?」とツッコミを入れた。
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