いつかゲームでも世界王者に?! 熱烈ゲーマーの宇野昌磨が「大カプコン展」に大興奮

ポーズをとる宇野昌磨さん=2025年12月18日、東京都中央区のCREATIVE MUSEUM TOKYO

「一刻も早くゲームがしたい」

 ―本日はプロフィギュアスケーターである一方、今やゲーマーとしても広く知られ、ゲーム業界やファンの間でも圧倒的な支持を得ている宇野昌磨さんにスペシャルゲストとしてお越しいただいております。 それでは早速、ご登場いただきましょう (拍手)  宇野「よろしくお願いします」  ―今日は本展を企画したカプコン・プロデューサーの牧野泰之さんにもお越しいただいています。さて、宇野さんには先ほど、この展覧会を駆け足でご鑑賞いただきましたが、まずはこの「大カプコン展」をご覧になった感想をお願いいたします  宇野「まずはこの場に招待していただけたことが僕にとってはとてもうれしくて。僕はスポーツ選手としてフィギュアスケートを長くやってきたので、フィギュアスケートをメインとする場でフィギュアスケートの話をすることは数多くやってきました。僕がゲーム好きと知った上で、ゲームの質問を投げかけてくれることもありましたが、やっぱり僕がどれだけ熱く語っても、伝わってないんだろうなって感じていたので、僕がゲームの話をしてもすごく理解してくれる人たちがいる中で、ゲームの話をできることをうれしく思います。そして、たくさんゲームの成り立ちやクリエイターの苦労とか、裏側をたくさん説明していただいて、僕も知らない作品のいろんな面白さ、作り込みとか、いろんなものを知ることができたので、今この場で話していますけれども、一刻も早くゲームをしたいと思っております」

(会場から笑)

宇野昌磨さんと牧野泰之さん=2025年12月18日、東京都中央区のCREATIVE MUSEUM TOKYO

ゲームキャラクターになって「サラッと回転」

 ―展示の中には実際に体を動かしたり、自分の手を動かしたりして体験できるコーナーもたくさんあります。先ほど、(ゲーム開発に欠かせない技術を疑似体験できる)「モーションキャプチャーミラー」なども少し体験いただきましたけれども、その感想を教えていただけますか?  宇野「今ではゲームといえば、いろんな自由度が生まれていると思います。僕たちがやるゲームっていうのは、キャラクターのストーリーとか、決められた動きを僕たちが入力して、というのが主なルートだと思うんですけれども、先程のキャプチャーでは、すごいシンプルな動きではありますけれども、キャラクターが自分の動きに合わせた動きをしてくれました。そういったところが、キャラクターが僕たちの世界に踏み込んでくれたかのような体験をさせてくださったなって思っております」  ―ありがとうございます。「モーションキャプチャーミラー」について、牧野さん、ご説明お願いできますか?

 牧野「昨今、よく使われているテクノロジーの一つなんですけど、特殊なカメラを使って、特殊なスーツを着て、特殊なカメラの前に立って、いわゆるモーションアクターさんが動きをするのをデータ化してゲームに搭載していくんですけど。(コーナーでは)本当に着の身着のまま、老若男女関係なく、その前に立っていろんな動きをすると、その場でキャラクターの動きとなって投影されるという、ちょっとしたモーションキャプチャー体験をみんなでやってみるコーナーです。宇野さんには『できれば回転して飛んでほしいな』と思ってたのをサラッとやっていただいて、すごくうれしかったです。ありがとうございます」

ゲームへの思いを語る宇野昌磨さん=2025年12月18日、東京都中央区のCREATIVE MUSEUM TOKYO

スポーツのようにスキルを磨き上げる

 ―さて、ここからは宇野さんのゲーム愛について、さらにお話を聞いてみたいと思います。ゲーム愛好家として知られる宇野さんですが、そもそもゲームに魅力を感じ、ハマるようになったきっかけがあれば教えていただけますでしょうか。

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