「完治は難しい」視野がゆがむ、欠けて見える…加齢黄斑変性かも 50歳以上の100人に1人が発症 予防策やチェック方法を専門医に聞く
FNNプライムオンライン11/10(月)19:00
50歳を超えて目に不調がある人は、視野の中央に異常が起こる目の病気「加齢黄斑変性」の可能性がある。50歳以上の100人に1人が発症するといわれ、完治が難しいというこの病気の予防策や症状のチェック方法を専門医に聞いた。
50歳以上の約100人に1人が発症
話を聞いたのは、福井県済生会病院の棚橋俊郎医師。症状は視野全体よりも視野の中心で起こり「片目ずつ発症する場合が多く、片目で見ると物が歪んで見えたり、線が曲がって見えたり、中心が暗く見えたり、一部が欠けて見えたりする」と説明する
50歳以上の約100人に1人が発症するといわれ、高齢になるほどその割合は増加する。 メカニズムはこうだ。
「眼球の中には光を感じる網膜があるが、その中心にある黄斑と言う部位で細かい字を見ている。ところが黄斑に老廃物が溜まると炎症が起き、細胞が傷むことで見えにくくなる」(棚橋医師)「場合によっては1年から2年で急激に進行してしまう人もいる」という。