前場に注目すべき3つのポイント~半導体やAI関連株に資金が集中しやすい~
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
また、米国ではエヌビディアが買われており、半導体やAI関連株に資金が集中しやすいとみられる。ソフトバンクG<9984>やアドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株に資金が向かうなかで、日経平均株価を牽引する形になりそうである。一方で、全体としてはこう着感が強まる可能性はありそうで、AI関連株への物色と、それを受けた先物市場の動向に振らされやすいだろう。
もっとも、10月4日に投開票される自民党総裁選を控えていることで、積極的に売りを仕掛けてくる動きは考えにくいところではある。短期的に下へのバイアスが強まる局面があるようだとその後のリバウンド狙いになるだろうが、物色対象に広がりがみられないなかでは、AI関連株に集中することになりそうだ。そのほかは、個別に材料のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの商いが中心になろう。なお、昨夕決算を発表したところでは、CAP<3965>、富山第一銀行<7184>、AViC<9554>の動向が注目されそうだ。
■しまむら、2Q営業利益 0.2%増 314億円しまむら<8227>が発表した2026年2月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比3.9%増の3435億7700万円、営業利益は同0.2%増の314億6100万円だった。しまむら事業の売上高は前年同期比3.4%増の2551億4900万円。バースデイ事業は同5.4%増の401億5100万円。アベイル事業は同3.3%増の348億7500万円だった。通期計画は期初計画を据え置いている。2Q営業利益は市場コンセンサス(332億円)には届かず。
■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(46316.07、+68.78) ・ナスダック総合指数は上昇(22591.15、+107.09) ・SOX指数は上昇(6315.11、+10.06) ・シカゴ日経225先物は上昇(45170、+40) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請・マツダ<7261>関税コスト負担、地場中堅・中小に配慮
・シャープ<6753>液晶パネル黒字化に覚悟、未達で工場売却視野 ・千葉興業銀行<8337>千葉銀行と統合合意、27年4月めど持ち株会社 ・マイクロ波化学<9227>リチウム精練、電化で脱炭素、技術実証 ・兼松<8020>インドネシア社に出資、屋根置き太陽光拡大 ・アサヒGHD<2502>サイバー攻撃、国内出荷を停止 ・いすゞ自<7202>トヨタ自動車と、来年度FC路線バス生産開始 ・日精樹脂工業<6293>独大とプラ再生で連携、成形技術開発 ・東洋エンジニアリング<6330>伊社と湿式集塵機で協業、尿素プラント活用 ・NTT<9432>NTT東日本と西日本、メタル固定電話代替を来年度開始 ・日本化薬<4272>車安全部品をインドで拡販、現地に調査拠点 ・富士フイルムHD<4901>先端パッケージング向け研磨剤を発売、高密度接続可能に ・大栄環境<9336>NEDOなどとAIで廃小型家電を選別、レアメタル効率回収 ・JCRファーマ<4552>再生医薬品の製造受託、専用ライン導入、量産化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 8月鉱工業生産速報値(予想:前月比-0.9%、7月:-1.2%) <海外> ・10:30 中国・9月製造業PMI(予想:49.6、8月:49.4) ・10:30 中国・9月非製造業PMI(予想:50.2、8月:50.3) ・10:45 中国・9月Rating Dog製造業PMI(予想:50.2、8月:50.5) ・10:45 中国・9月Rating Dogサービス業PMI(予想:52.6、8月:53.0) 《ST》