【欧州市況】株はほぼ変わらず、米中交渉の動向を注視-一部休場
Macarena Munoz Montijano
9日の欧州株は小幅なレンジでの取引となり、ストックス欧州600指数は0.1%安と、ほぼ変わらずだった。投資家は、ロンドンで行われている米国と中国の通商交渉の行方を見守っている。
業種別ではテクノロジー株が上昇。米国は、中国が希土類(レアアース)の出荷制限緩和を確約すれば、一部のハイテク製品に対する輸出規制解除を検討する用意があることを示唆。これを受け、ASMLホールディング、STマイクロエレクトロニクスはいずれも上昇した。一方で、ここ最近好調だった防衛株は下落した。
この日はデンマーク、ギリシャ、ハンガリー、ノルウェー、スイスの株式市場が休場だった。
欧州債市場ではドイツ債が上昇。イールドカーブがスティープ化した。この日は一部が休場だったことから、薄商いだった。
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は、ECBが利下げ局面の終盤に差しかかっているか、既に終了した可能性があるとの見方を示した。
6月9日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
株 終値 前営業日比 変化率 ストックス欧州株600 553.24 -0.40 -0.07% 英FT100 8,832.28 -5.63 -0.06% 独DAX 24,174.32 -130.14 -0.54% 仏CAC40 7,791.47 -13.40 -0.17% 債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.86% -0.02 独国債10年物 2.57% -0.01 英国債10年物 4.63% -0.01原題:Bunds Gain, Front-End Outperforms: End-of-Day Curves
European Stocks Steady With US-China Trade Talks in Focus
(抜粋)
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