世良公則、参院選大阪で落選確実──「熱い信念」に共感の声多数●参議院選挙 結果

2025年7月20日に投開票が行われた参議院選挙・大阪選挙区(改選数4)で、無所属から出馬したロックミュージシャン・世良公則氏(69)の落選が確実となりました。

突然の立候補表明からわずか数週間。選挙カーも看板もなく、政党や芸能人の応援もない中での孤軍奮闘。それでも多くの人々の心を動かしたのは、世良氏の“本気”に裏打ちされた言葉でした。

オーバーツーリズムから動物愛護法まで──“芸能人候補”ではなく“一人の市民”として

世良氏は今回の立候補にあたり、記者会見で「観光公害(オーバーツーリズム)に何らかのルールを設ける必要がある」と訴え、注目を集めました。また、長年SNSなどで訴えてきた動物愛護や外国人による土地取得問題についても、政策の柱に据えていました。

選挙戦中は終始、「芸能界の知名度」よりも「市民としての信念」を前面に出す姿勢を貫きました。その姿勢は、むしろ多くの支持を集めたとも言えます。

ネットに広がる共感の声──「これは敗北ではない」

ヤフーニュースなどのコメント欄では、世良氏の落選を惜しむ声とともに、温かなエールが相次ぎました。

「無所属で芸能界の仲間の力も借りずに頑張った。その辺のタレント議員よりも立派」(共感数1.4万)「芸能人だから応援したのではない。一人の人としての信念に共感した」(共感数869)

「準備不足は否めないが、思想や信念は十分に伝わった。次も出てほしい」(共感多数)

特に多かったのは、「もっと早く準備していれば当選もあったのでは」との意見や、「大阪でなく、広島や東京なら勝機もあったかもしれない」といった声でした。

一方で、「万博・カジノ推進ムードの大阪では、オーバーツーリズム批判は響かなかったのでは」という冷静な分析も見られました。

“迸(ほとばし)る”魂──ロッカーとして、政治家としての挑戦

今回の選挙で世良氏が掲げたスローガンは、自らが揮毫した「迸(ほとばし)る」。その言葉どおり、選挙カーも無く、ポスターも少ない中、街頭での演説やSNS発信を通じて、彼の情熱は確かに人々の胸に迸りました。

ある有権者はこう語ります。

「選挙のための発言ではなく、ずっと前から政治や社会について考えていた。その一貫性が信頼を生んだのだと思う。」

また、別のユーザーはこう述べています。

「ロック歌手の彼が、ステージの上ではなく、街頭で“選挙行こうぜ!”と訴える姿に、世代を超えて胸を打たれた。」

次の挑戦へ──今こそ必要な「信念型政治家」

「今の日本が失われていく気がして、自分にできることはないかと思った」

この思いからの出馬であったことを考えると、今回の結果は「敗北」ではなく「始まり」なのかもしれません。

もし今後、同じ志を持つ政党との連携や、より準備された形での再挑戦があれば、今回よりも広い層に届くはずです。

世良氏が選んだのは「安易な政党頼み」ではなく、「信念を貫く道」でした。その姿は、多くの有権者の記憶に深く刻まれたことでしょう。

次なる舞台は、再び音楽か、それとも政治の最前線か。いずれにせよ、世良公則という人間が“本気”で訴えた「今のままじゃダメだ」という声は、多くの人に届いていた。それが、この選挙戦最大の成果だったのかもしれません。

こちらが、福島県県中地域 各自治体の参院選投票率(2025年)を示した棒グラフです。

  • 赤の破線:福島県全体の投票率(59.31%)
  • 緑の破線:全国平均の投票率(58.52%)

高投票率の自治体(天栄村、古殿町など)と、やや低めの郡山市・須賀川市が一目でわかります。

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大坂 佳巨(おおさか よしきよ)   元・拉致問題担当大臣秘書。土木技術者。   郡山市を拠点に、「共感・調和・つながり」の政治を推進中。   

地域通貨、減価通貨、武道精神などを軸に、郡山から“風土型経済”を構想中。

2016年 参議院議員荒井広幸秘書

2025年 郡山市長選挙 立候補者

大坂佳巨 X(いまだに言う旧ツイッター)

YouTube 大坂佳巨 減価する地域通貨と食料・エネルギー自給活動

 

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