イランは不安定化招く行動自制を、欧州3カ国が共同声明

 6月22日、2015年イラン核合意に署名した英国、フランス、ドイツの欧州3カ国(E3)の首脳は、前日に米国がイランの核施設を攻撃したことを受け、イランに対し、地域の更なる不安定化につながるいかなる行動も取らないよう強く求めた。写真は、ドイツ・ベルリンの首相官邸で、米国のイラン核施設攻撃後の中東情勢についてE3間の電話会談を行うフリードリヒ・メルツ首相(右)。連邦政府提供(2025年 ロイター)

[フランクフルト 22日 ロイター] - 2015年イラン核合意に署名した英国、フランス、ドイツの欧州3カ国(E3)の首脳は22日、前日に米国がイランの核施設を攻撃したことを受け、イランに対し、地域の更なる不安定化につながるいかなる行動も取らないよう強く求めた。

E3は共同声明で「われわれは一貫して、イランはけっして核兵器を保有できず、もはや地域の安全保障に脅威となることはないと言明してきた。イランには、核開発計画関連のあらゆる懸念に対処する合意に向けた交渉に参加するよう求める。われわれには全ての関係勢力と連携してこの目標の達成に貢献する用意がある」と説明した。

一方声明は、イスラエルの安全保障に対する支持も表明。「われわれは、緊張を緩和し、紛争の激化と拡大を防ぐため、共同で外交努力を継続する」と述べた。

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