「ハンタウイルス」死亡の夫婦、ゴミ処理施設で“接触”か クルーズ船はカナリア諸島沖合に停泊へ

ハンタウイルスの集団感染の疑いがあるクルーズ船をめぐり、5人の感染が確認されました。最初に死亡した2人はゴミ処理施設でネズミと接触した可能性があるということです。

ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船は、日本人1人を含む乗客乗員およそ150人を乗せ、スペイン領のカナリア諸島を目指しています。取り残された乗客は…乗客「きょうはメリケの誕生日です。5月6日、私たちは船の上にいます。カナリア諸島に向けて出発しました。すべて順調です。新たな感染者は出ていません。誕生日にこんな場所にいることをどう思う?」「どんな気持ちか分かりません。一日も早く無事に家に帰れることを願っています」「イルカが別れを告げてくれています。いい旅になりそうです」

ロイター通信によりますと、クルーズ船がカナリア諸島に到着するのは10日の予定。感染拡大を防ぐため、乗客らは完全に隔離された状態で各国に帰国の方針です。

ただ、受け入れる側は…受け入れ港の労働組合代表「作業員たちはとても心配しています。マスクや防護具が必要になるのかなど何も説明がない」

カナリア諸島の首長は、一貫して受け入れを反対しています。

カナリア諸島の首長「朗報としてはクルーズ船は入港はしません」

クルーズ船を島に接岸させず、港から離れた沖合に停泊させると発表しました。

WHO テドロス事務局長「これまでに8人の症例が報告されていて、うち3人が亡くなりました。ウイルスの潜伏期間は最長6週間。今後さらに多くの症例が報告される可能性があります」

WHO=世界保健機関によりますと、感染が確定した患者から検出されたのは、ネズミなどが媒介するハンタウイルスの一種「アンデスウイルス」。ヒトからヒトへの感染は、長時間の濃厚接触があった場合に起きうるといいます。

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