トランプ氏が風力発電非難、「見た目悪い上にクジラ殺す」 原油なら補助金なしで利益出ると持論

トランプ米大統領は28日、英北部スコットランド・ターンベリーの自身のゴルフリゾートでスターマー英首相と会談した際、風力発電に対する批判を改めて強調した。風力タービンを「恥ずべき存在」と呼び、不動産価値や海洋生物、環境に悪影響を与えると主張。「存在する中で最も高コストのエネルギー」だと述べ、英国のエネルギー価格高騰の原因であると非難した一方、「原油や他のエネルギー源なら利益が出るし減税にもつながる」とこき下ろした。 ――大統領、ゴルフコースの周囲には風力発電機が設置されていたが。 トランプ米大統領 ああ、風力発電は恥ずべきものだと思っている。 触れるもの全てに害を及ぼす。 見た目は醜悪で、非常に非効率だ。 存在するあらゆるエネルギーの中で、最もコストが高い。 家から見える場所に設置されるのを住民は嫌がる。不動産価値は50%以上下落する。 沖合に設置されれば騒音を発し、海洋生物に悪影響を及ぼす。 特にクジラには非常に有害だ。以前の約9倍も、岸に打ち上げられている。 風力発電は本当に悪く、莫大な費用がかかる。 補助金がないと風力発電所は存在しない。 そんなことより、北海沿岸の油田を開発すべきだ。 私たちがゴルフをした場所のすぐ近くに、莫大な埋蔵量の原油がある。にもかかわらず、政府は採掘をほぼ不可能にしている。 狂気の沙汰だ。 あそこは世界有数の油田地帯だ。そこを利用できないどころか、醜悪な風力タービンが国内に乱立している。 世界中にもだ。 理解しがたい。誰も望んでいない。 風力発電業界のロビー団体は強力だが、私はようやく封じ込めつつある。 風力は劣悪なエネルギーだ。見た目も悪く、鳥を殺す。 極めて問題のある存在だ。 エネルギー形態として最も高コストだ。 全て、いや全てではなく、一部は違うとしても、ほとんど全ての風力発電機は政府の補助金を必要としている。 つまり、収益どころか損失を出している。そのせいで、英国のエネルギーコストは非常に高い。 ゴルフ場に向かう途中、上空からあらゆる場所に風力タービンが見えた。 ひどい状況だ。 言わせてもらえば、私はもう多くを語る必要はない。 だが確かに影響は出てきている。 風力タービンの撤去が始まりつつある。実際に撤去している。 機能せず、害を及ぼし、コストも高い。 タービンが設置され続ける限り、政府は多額の補助金を払い続ける。 一方、原油や他のエネルギー源なら利益が出る。減税にもつながる。 (ナレーションなし)

ロイター
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