米議員がトランプ氏の対イラン軍事行動に反発、抑制へ議会に行動促す
一部の米民主・共和両党議員は22日、トランプ大統領によるイランへの軍事力行使を抑制し、中東紛争への米国の関与を回避するよう議会に求めた。写真はジョンソン米下院議長。ワシントンで4月撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 22日 ロイター] - 一部の米民主・共和両党議員は22日、トランプ大統領によるイランへの軍事力行使を抑制し、中東紛争への米国の関与を回避するよう議会に求めた。
ただ、上下両院の共和党指導部はイランの主要核施設に対する攻撃を強く支持しており、議会が宣戦布告権を行使してトランプ大統領の行動を制限する決議案が両院を通過する可能性は低いとみられる。
民主党のティム・ケイン上院議員(バージニア州選出)は、トランプ氏が議会の承認なしにイランに軍事力を行使することを阻止する自身の決議案について、週内に上院での採決を強行する意向を示した。
共和党のトーマス・マッシー下院議員(ケンタッキー州選出)と民主党のロー・カンナ下院議員(カリフォルニア州選出)も、下院で提出した同様の法案の採決を望んでいると述べた。
ケイン氏はCBSの番組で、「これはトランプ氏の強い要請で、米国が選択した戦争だ。米国がこのような行動をとることに国家安全保障上の利益はなく、しかも議会での議論や採決も経ていない」と語った。
ホワイトハウスは、議員らの批判に対するコメント要請に応じなかった。
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