米首都で銃撃、イスラエル大使館員2人死亡 容疑者1人拘束

 米首都ワシントンのユダヤ博物館近くで21日夜、銃撃があり男女2人が死亡した。ノーム米国土安全保障長官は死亡した2人はイスラエル大使館職員と明らかにした(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)

[21日 ロイター] - 米首都ワシントンのユダヤ博物館近くで21日夜、銃撃があり男女2人が死亡した。ノーム米国土安全保障長官は死亡した2人はイスラエル大使館職員と明らかにした。

警察は、エリアス・ロドリゲス容疑者(30)を拘束したと発表。容疑者は拘束時に「パレスチナを解放せよ、パレスチナを解放せよ」と訴えていたという。

イスラエル大使館の報道官は、当時、職員2人は博物館の行事に出席していて「至近距離」から撃たれたと述べた。2人は婚約を控えていたという。

ノーム長官は「鋭意調査、情報収集に努めている」とXに投稿した。米連邦捜査局(FBI)のパテル長官は、銃撃について説明を受けたとした。

トランプ大統領は自身の交流サイトへの投稿で、反ユダヤ主義に基づいた事件だと非難し、「憎悪と過激主義は米国にあってはならない」と述べた。

ダノン・イスラエル国連大使はXへの投稿で、銃撃は「反ユダヤ主義テロの卑劣な行為」とし「外交官やユダヤ人コミュニティに危害を加えることは一線を越えた行為だ」と非難。「犯人に米当局が断固たる措置を取ると確信している」と述べた。

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