教皇レオ14世の紋章とモットー

Vatican News

 教皇レオ14世の紋章およびモットーが、4月10日、発表された。

 レオ14世の紋章は、一つの盾を斜めに区切り2つの部分に分けられている。

 その一つ、左上の部分には、青色を背景に、白い百合が配置されている。

 もう一つの右下の部分は、白を背景にし、聖アウグスチノ修道会を思い起こさせる、閉じられた本とその上の矢で貫かれた燃える心臓が、真っ赤に描かれている。

 これは、聖アウグスティヌスが自身の回心の体験を「あなたは、あなたの御言葉でわたしの心臓を貫きました」という言葉で表したことにちなむもの。

 一方、教皇レオ14世のモットー、「In Illo uno unum」もまた、「唯一のキリストの中に、わたしたちは一つ」という、聖アウグスティヌスの言葉(詩編注解、127)から引用されている。

この教皇紋章とモットーは、同教皇の司教時代のものを基本的に継承している。

 2023年7月、枢機卿に指名された当時のプレヴォスト大司教(現在の教皇レオ14世)は、バチカンのメディアのインタビューで、自身の司教モットーについてこのように話している。

 「わたしの司教モットーからも明らかなように、一致と交わりは、まさに聖アウグスチノ修道会のカリスマであると同時に、わたしの言動の基本でもあります。教会の一致を育てることは大変重要なことだと思っています。ご存じのとおり、交わりと、参加、宣教は、シノドスの3つのキーワードでもあります。こうしたことからも、アウグスチノ会士であるわたしにとって、一致と交わりは本質的なことです。聖アウグスティヌスは、教会における一致と、それを生きる必要についていつも説いていました」。

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