トランプ氏、フロリダ州で起きた殺人事件の凄惨な動画を公開 移民問題に改めて注目集める

(CNN) 米フロリダ州の店舗の前で先週、ハイチ国籍の男が女性をハンマーで何度も殴打したとして殺人罪で起訴された。トランプ大統領は犯行の様子を捉えた映像をソーシャルメディアに投稿。移民問題の絡むこの事件に全国的な注意を向けている。 【画像】トランプ氏が投稿した犯行動画の静止画像 裁判資料によると、拘束中のロルバート・ジョアキン被告(40)は、2日にフォートマイヤーズのガソリンスタンドで女性を殺害した罪に問われている。女性の身元は公表されていない。 フォートマイヤーズ警察の報道官は10日、CNNへのメールで、この襲撃は「標的を絞った」ものだと説明。被害者はジョアキン被告の知り合いではなかったが、「以前に顔を合わせていたことはあった」と述べた。 フォートマイヤーズ警察のジェイソン・フィールズ署長は10日午後の記者会見で、ジョアキン被告は「大規模な組織的捜索の末」逮捕されたと述べた。 裁判資料によると、被害者はマーシー法に基づき氏名が公表されていないが、ガソリンスタンドの店舗で店員として働いていたという。 トランプ氏は9日夜、自身のSNSトゥルース・ソーシャルへの投稿で、この殺人事件の衝撃的な監視カメラ映像を公開。バイデン前大統領の移民政策の結果だと非難するとともに、移民と犯罪を結びつける扇動的な発言を繰り返した。トランプ氏によるこの映像の拡散は、特定の殺人事件を国境警備強化の根拠として利用しようとする長年の取り組みの最新事例となっている。 トランプ氏は投稿の中で、「女性の残忍な殺害の映像は、これまで見た中で最も残虐なもののひとつだ」と主張。被告を「獣」と呼び、ハイチ人に対してこれまで認められてきた人道的保護措置を批判した。

国土安全保障省(DHS)がオンラインで公開したこの事件の凄惨(せいさん)な映像には、男がガソリンスタンドの駐車場に停められた車のボンネットと側面を、手に持ったハンマーらしきもので何度も叩(たた)いている様子が映っている。 映像には女性が店から出てきて男に近づき、話しかけているように見える場面が映っている。男は振り向いて女性の方へ歩み寄る。襲撃の凄惨さから、この後の映像はややぼかされている。 男はすぐに右手に持った物体で女性の頭を殴りつける。女性は店の歩道に倒れ込む。その後、男は女性の頭と胴体をさらに6回殴りつけ、女性の体の上を歩いて現場から立ち去る。 裁判資料によると、午前7時19分前後、女性がハンマーで殴られたとの通報が警察に入った。複数の警察官が現場に駆けつけたところ、女性は地面に倒れて意識不明の状態であり、「呼吸をしていなかった」という。逮捕報告書によると、目撃者は男が車を叩いた後、女性の頭を「木槌(きづち)で」殴ったと警察に証言した。 警察は監視カメラの映像から容疑者を特定し、過去に警察沙汰を起こしていた男を同日中に逮捕した。 裁判資料によると、ジョアキン被告は殺人、1000ドル(約16万円)以上の器物損壊(第3級重罪)などの罪で起訴されている。 CNNはジョアキン被告の弁護士に連絡を取った。同被告は8日にリー郡裁判所で審理を受けた後、保釈なしで勾留されている。5月4日に罪状認否が行われる予定。 WBBHによると、女性が殺害されたガソリンスタンドの外には追悼碑が建てられた。友人や家族は女性について、愛情深い母親で信仰に篤(あつ)い人だったと語っている。 移民税関捜査局(ICE)の捜査担当者によると女性はバングラデシュ国籍で、6年前に正当な手続きで米国に入国、同じく正当な手続きで市民権を取得したという。

CNN.co.jp
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