【独自】ラブホ密会・小川晶市長の「密会相手」が”市長派企業”に再就職していた!
今年1月の出直し市長選に勝利し、再選を果たした群馬県前橋市・小川晶市長(43)。そんな彼女の周辺に早くも「新たな火種」が次々と生まれている。
小川市長といえば、昨年9月に部下の市職員との「ラブホテル密会」が発覚。社会的に大問題となり、市長辞任に追い込まれた。今年1月に再選を果たしたものの、市民の間には道義的責任を問う声も根強くある。
そうした中、’23年に惜しまれながら閉館した市のシンボル的な大型施設が注目の的となっている。それが『前橋テルサ』だ。宿泊施設や大型ホールを備えた多目的施設で、レンガ色の外壁の建物は、長らく前橋のランドマークとして、市民から愛されてきた。
この『前橋テルサ』の売却先事業者を決める公募審査が実施された。決定した会社には、市から最大13億円の助成金が拠出されることになっている。公募は事業提案型で4社が応募した。しかし、最終審査に残ったのは市内に本社を置く冠婚葬祭会社のA社のみだった。疑惑が生まれたのは、A社の社長が今年1月の市長選で小川候補を熱烈に支持したためだ。さらに審査は非公開であったため、「なぜ3社が落とされたのか」「公募当初からこの1社に決まっていたのではないか」という声が出ているのである。
実際、地元商店街や市商工会議所は審査の再考を求める要望書を市長・市議会議長に提出。2月下旬には、地元商店街主催で「透明性・公平性の観点で複数案を比較検討できるよう再考を求める」という趣旨の市民集会が開かれ、100人を超える市民が参加するまで事態は広がっているのである。事情に精通する市政関係者が話す。
「A社の社長は周囲に最終審査に残ったことを自慢げに話しているのです。しかも、最終審査の前まで残った2社のうち、落とされた会社の事業プランを支持していたのは、この前の市長選で小川市長の対立候補を応援していた会社の社長です。『支援者だから優遇するのか』『対立候補支持者への報復か』という声まで出ているのです」
市議会関係者が続ける。
「小川市長は2月20日の定例会見でこの問題を問われ、審査の過程については、『非公開で適切に審査している』という回答に終始した。さらに『公募の段階で1社に決まっていたのではないか』という質問には『手続きに瑕疵はなく問題がない』とし、『3社が最終審査に進めなかった理由』については『お答えする必要がない』の一点張りでした。市長は『審査結果は公表する』と公言していましたが、3月5日の最終審査の結果を公表したのは、1週間後となる11日。『慎重な審査の結果』として採択に至らなかったと明らかにしました」(市議会関係者)
最終審査には3時間半もかかったといわれており、小川市長がかなりナーバスになっていたことがうかがえる。結局、残っていたA社の事業プランも落選という結果になり、『前橋テルサ』は解体に向けて動き出すこととなった。だが、前出の市政関係者は「市民の疑念は晴れていない」と明かす。
「出回った情報では、『A社の提案には固定資産の免除など市へ一定の負担を求める内容もあった』といわれており、この点は市民集会でも問題視されました。なぜ市に負担を強いるプランを掲げたA社が最終候補に残ったのか……。もしこの会社が選ばれていたら、『市長と支持会社の癒着』と言われても仕方のない事態になっていたと思います。
5日の最終審査以降、市はかん口令を出したと言われているのですが、それ自体おかしい。地元商店街や市商工会議所が『再考』の要望書を出す事態にまで発展しているわけですから、当日公表は当然です。
市は今後、解体に向け工事業者の入札を行う方針らしいですが、長年市民に愛されてきた『前橋テルサ』の存続を求める声は根強く、審査の経過を明らかにするよう求める声も、審査結果が出ても変わっていません。“採択者ナシ”で終わる話ではない。ここまで市民を巻き込んだ事態に発展したことに対する市長の責任が問われることはもちろん、今後は、“解体の是非”についても問われていくでしょう」
肩書は「危機管理室」のトップ
FRIDAYデジタルは、今回の公募審査問題の取材の中で、「1枚の名刺」を入手した。
《社長室室長兼危機管理室室長》
その肩書とともに顔写真入りで出ている人物は、小川市長の「ラブホ密会」相手の元部下・X氏である。同氏は昨年、「ラブホ密会」の発覚後に依願退職しているが、再就職先はまさかの“小川市長派”の会社だというのだ。
「市内にある解体工事を行うB社で、社長は市長選で小川候補を熱烈に応援した人物です。この就職に小川市長が関与したかはわかっていませんが、社長はX氏を引き連れ、周囲にあいさつ回りをしていると聞いています。それにしても、なぜ『危機管理室室長』という肩書なのか。『ラブホ密会』で全国的に前橋のイメージを落とした相手なのですが…。
さらに驚くのは、この社長はフェイスブックで、自社が今回の公募の4社のうちの1社であることを堂々と明らかにしているのです。『非公開審査』なのですが、まったく配慮されていません。X氏を引き連れたあいさつ回りといい、市長との近さを自慢したいとしか思えません。そうした行為が法的に何か問題があるというわけではありませんが、解体工事には公共の仕事もあるでしょう。公募審査問題といい、市長が“支援者びいき”にならないか、不安を感じています」(前出・市議会関係者)
はたして本当にX氏は”小川派”と言われるB社に再就職したのか。そこに小川市長の関与はあったのか。記者がX氏の携帯を鳴らすと、本人が取材に応じた。
ーーB社の社長室室長と危機管理室室長という立場にあると思うのですが、間違いないでしょうか。
「はい」
――B社の社長はSNSなどで熱烈な小川市長支持者であることをアピールしています。そういうことは御存知だったのでしょうか。
「詳しくは存じ上げませんが」
――社長から直接、「来てくれないか」と言われたのでしょうか。
「まあ……それもありますね」
ーー市長の紹介や仲介で今のお立場になった、ということはないのでしょうか。
「あ、ないですね、はい」
ーーいまだに市長の道義的責任を問う声が社会的には大きいですが、それについてはどう思われますか。
「すいません、その辺についてはコメントする立場にはありませんので。申し訳ありません」
そう言うと、X氏は携帯を切った。
1月に小川晶市長の市政が再スタートして2ヵ月。審査結果の公表は、「火種」を燃え上がらせつつある――。小川市長は、早くも正念場を迎えている。